連載•小説 連載『俺の名前は三遊亭はらしょう』vol.90『アメリカンコーヒードッグ』
連載『俺の名前は三遊亭はらしょう』vol.90『アメリカンコーヒードッグ』
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2026/03/04

 先日、スーパーの揚げ物売り場にアメリカンドッグが売っていた。コンビニではよく見かけるが、スーパーでは珍しかった為、テンションが上がって買ってしまった。直後、店の入口付近にて、それを片手に持っている俺の姿を見た数名の来店者たちが「この近くでお祭りでもあるの?」というようなウキウキした表情をした。

俺は自慢気に一人祭りを見せつけるべく食べ歩こうとした。だが、ない!そう、プラスチックのパカッと割ったらケチャップとマスタードがうねうね出て来るアレがないのだ。取り忘れたのか、戻るのは面倒だ。俺は一気にテンションが下がった。こんなの醤油がない刺身と同じではないか。そう思いながら一口かじってみた。えっ、美味い!こんなにも魚肉の味がするものだったのか。この食べ方はありだ。

さよならパカッ。こんにちわ薄味。俺はこれをアメリカンコーヒードッグと名付けたくなった。そして、これには濃いコーヒーが合いそうだとも思った。

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