政治•経済 ビール業界の「関ケ原の戦い」その帰趨やいかに
ビール業界の「関ケ原の戦い」その帰趨やいかに
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2026/03/05

 2026年「ビール回帰」が起きる?! そのワケは酒税一本化だ。10月にこれまでビール・発泡酒・新ジャンルの酒税がバラついていたのをビールの税率を下げ、発泡酒・新ジャンルの税率を上げることで一本化する。

とはいえビールの値下げを発表しているメーカーはなく、むしろ大手4社は、25年4月に4〜8%ほどの「一斉値上げ」に踏み切った。これは麦芽や包装資材、物流費の高騰を吸収できなかったからで、酒税が下がったとしてもコスト増を吸収することができないから値下げは期待できないだろう。

ビール業界の大事件といえば、1985年、熱処理したラガービールで王者に君臨してきたキリンビールが“生”に本格進出したことだ。これにより「キリンのラガービールvs3社の生ビール」という対立構図は転換し、ビール戦争は新たな局面を迎えた。

そして26年に第2の大事件が起きようとしている。

25年3月、サントリーホールディングスは10年ぶりに創業家出身の鳥井信宏社長を誕生させた。そのサントリーが新ジャンルビールの主力商品である「金麦」シリーズを26年10月をメドにビール化する。これにより、ビール類の販売数量でキリンを抜いて2位に浮上する可能性が出てきた。

 一方で、キリンホールディングスの酒類事業会社であるキリンビールは、競争環境が変化する節目の26年に次期社長の選考が佳境を迎える。

26年は攻めるサントリーvs防戦のキリンというまさしく“正念場”となる戦いの幕が切って落とされる。

「キリンは夜行性です。なぜなら朝日が嫌いだからです」から「キリンは神社が嫌いです。なぜなら鳥居の下をくぐりたくないからです」ってか!(梛野順三)

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