2026/01/19
トランプ氏がベネズエラに続いてイランへの攻撃についても選択肢に入れているという報道がなされている。イランは昨年12月下旬から経済的に困窮した国民がイラン国内の各地でデモ活動を繰り返し行い治安部隊と衝突している。デモの参加者の死者は2025年年末で70名以上に上るといいトランプ氏はこれ以上のデモの犠牲者が出るようなら軍事行動も辞さないと表明してきた。トランプ氏は昨年6月にイラン国内にある核施設を攻撃している。12月にネタニヤフ氏と会談した際にはイランが核兵器を開発した際には再度攻撃するとトランプ氏は警告している。今年に入って益々デモは活発となりロイター通信によると1月11日時点で死者は490名以上、拘束者は1万人を超える状態にあるという。これを受けて米政府は「非常に強力な対応を検討している」と警告。イランが米国への攻撃を行えば「かつてないレベルで攻撃を加える」とトランプ氏は報復を宣言している。
ベネズエラが米国の奇襲にあっけなく落ちたことからイラン政府は次は我が身と身構えているのは想像に難くない。ベネズエラの防衛体制は中国のレーダーを使い、ロシアの武装で固めていた。ところが、今回の米国の攻撃によって中国のレーダーなんぞ何の障壁にもならず崩壊し抵抗する暇もなく米軍機がカラカスの上空を飛び回った。F-22やF-35などのステルス機を数百キロの距離から探知できるという売り文句で中国は世界中に監視レーダーを売り込んできたが何の役にも立たないだということが証明されてしまった。中国製レーダーが陳腐であることをベネズエラの一件で明らかになった今、同じーダーを導入しているイランのホメイニ氏はおちおち寝てもいられないだろう。一説によるとホメイニ師は亡命の準備を始めたとか、すでに海外に逃亡しているとか。
さらにトランプ氏はベネズエラと関係の深いキューバにも警告を発している。キューバはベネズエラから石油の供給を受けていたが、米国がベネズエラの原油利権を握った以上、キューバには石油は渡さないと宣言、「手遅れになる前に取引を」と呼びかけたが取引の内容は明らかにしていない。
米国を凌ぐ覇権国を目指して強硬に歩みを進めてきた中国にとってベネズエラの防備の陥落は手厳しい痛手となった。軍事品の輸出は中国やロシアの主要な戦略でもあるがその信用は大きく揺らぐ事態となっている。(坂本雅彦)
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