政治•経済 中国に反撃する方法教えます
中国に反撃する方法教えます
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2025/12/27

 高市早苗首相の愛用品の一つが、濱野皮革工藝の「グレース・ディライト・トート」というバックだ。同社製品は、皇室関係者にも長年愛用されてきた老舗ブランドとして知られ、これが海外ニュースサイトなどで取り上げられると注文が殺到し、出荷は来年8月になるとのことだ。高市首相の支持率は実に80%強。グッチやブルガリを愛用する誰かさんは顔面蒼白!

もう一人顔面蒼白なのは、中国の皇帝、習近平主席だ。中国が「レッドラインを越えたらひどいことになるゾ」という日本の歴代首相にぶつけてきた脅しを平然とはねのけ、台湾有事は日本有事、つまり「存立危機事態」だと当たり前のことを女性宰相が言ってのけたことに習主席は腰を抜かした。

2015年に成立した安全保障関連法では、存立危機事態において日本の武力行使を認めている。中国による台湾侵攻は日本のシーレーンを脅かし、日本の食料・エネルギーの輸入を混乱させ、日本の国家としての存続を危うくする。文字通り「存立危機事態」になり得るのだ。

この高市発言は、あたかも聖徳太子が遣隋使へ持たせた書簡に「日没するところの天子へ」と居丈高に言い切ったことと符合する。隋の煬帝が高句麗との戦争に連敗し、政治が疲弊している隙を突いた政治判断から発っせられたもので、これは現在の日中関係に酷似する。

中国は対外的な強硬姿勢を演出するとき、内部で深刻な事態が必ず進行している。まず経済不況と失業者の増大だ。不動産バブルの惨状についてはすでに衆知の事実である。

驚くべきことに中国国内で官製デモが組織されていない。13年前の尖閣諸島の日本国有化(2012年)では、大々的な官製デモが組織された。今回デモを組織すれば参加費目当ての失業者が押し寄せ、一気に「反共産党デモ」になりかけない。習政権にとってこれは大恥につながる。

第二は、台湾侵攻など絵に描いた餅にすぎないほど軍高官が粛清されており、軍が習氏にソッポを向いていることだ。四中全会では、軍事委員会の欠員補充すらできなかった。

失脚した軍高官は、補充できなかった苗華(海軍大将)以下、苗派閥(福建閥)だけで8人もいる。これら将軍は南京軍区の高官で台湾攻撃の担当者たちだ。

 さて日本はいかに反撃するかだが、日本は半導体素材という中国側からみると驚異の「反撃力」を持っている。

 中国は日本向けへレアアース輸出を止めれば、日本は音を上げると読んでいるが、日本の半導体素材禁輸という反撃を食らえば、中国の半導体産業はたちまち停滞する。中でも日本のフォトレジスト(EUV)の世界シェアは約90%で、中国の代替困難性は極めて高い。高純度フッ化水素のそれは約70%で、中国の代替の困難度はこれも高い。何とか代替可能なのはシリコンウェハぐらいだ。

半導体素材以外にも日本は習氏の鼻をあかすほどの高度な技術を持っている。バネとベアリングは、中国が敷設を急ぐ高速鉄道車両に不可欠で、代替は困難。半導体製造に不可欠な精密測定機器         の禁輸実施で製造ラインは即時ストップする。MRIや内視鏡など高精度医療用精密部品は、医療機器産業に影響し、これも代替は困難である。

中国は半導体とAIを戦略産業と位置づけている。その基幹部門を日本に握られていることに気付いていないか、頭に血がのぼって錯乱しているかのどちらかだ。アホは相手にしないのが一番の得策だ。(梛野順三)

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