政治•経済 「裏金議員」41人も当選 各々が説明責任果たさずに許されるのか
「裏金議員」41人も当選 各々が説明責任果たさずに許されるのか
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2026/02/21

 「高市早苗旋風」で自民党が圧勝した今回の衆院選挙では、自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金問題に関わった43人(小選挙区38人、比例区単独5人)のうち41人もが当選を果たした。このうち24人は、前回衆院選で落選したり不出馬だったりした候補者で、「高市人気」の恩恵を受けて議席を獲得した形となった。ただ、裏金問題に関与した議員の多くが説明責任を果たしておらず、禊ぎは済んだと言えるかは極めて疑問だ。

 

■裏金問題の経緯は明らかにされないまま

裏金問題を巡っては、複数の国会議員や秘書が立件されたこともあり、関わった議員のほとんどはこれまで、「捜査に影響する」などとして、自身の言葉で問題について説明していない。なぜ各議員事務所の誰が派閥側とやり取りをして、パーティー券販売ノルマ超過分の売り上げはどのような形で事務所で保管していたのかなど、具体的な実態は何も明らかにされていないのだ。

 高市首相は衆院選で大勝した翌日の9日の記者会見で、「今回の選挙で国民の理解を得られたと申し上げる考えはない」とした上で、「過去に(政治資金収支報告書に)不記載はあったものの、仕事をする機会を与えられた議員には、国民のために全力で働いてもらいたい」と話した。

 全力で働くのは、国会議員として当然だが、議員として仕事をする機会を与えられたのであれば、やはり裏金問題について各議員が自身の言葉で全容を説明すべきなのは言うまでもないだろう。

■有権者をバカにするな

もちろん、立件された安倍派元国会議員の裁判はまだ終了していないが、各議員が裏金問題に関与したのかを自身の口で説明することは事件とは別次元の話であり、何も障壁はないはずだ。特に、前回選挙では議席を獲得できず、返り咲いた24人の議員については、再スタートを切るにあたり、自身の口で裏金問題に関与した経緯などを詳細に説明する必要がある。

説明責任を果たさないまま国政に復帰するのは、有権者をバカにしていると言わざるをえないだろ。

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