東北大学医学部よ、お前もか。東大医学部付属病院だけじゃない大学医学部〝腐食の構造〟。名門大学医学部の由々しきモラルハザードを追う。第1回 ルポライター廣田玉紀
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2026/02/12
「教育研究機関として社会の信頼を著しく損ねた」。
去る1月28日、東京大学総長は記者団を前におよそ30秒ほど深々と叩頭した。異例のことというような月並みな表現しか出てこないが、当の東大としてはまあ慙愧に耐えないところであろう。総長が世間に頭を下げたばかりでなく汚職教授の上司に当たる東大病院長は引責辞任と相成ってしまった。収賄で逮捕された東大病院元教授の破廉恥行為ばかりが取り沙汰されたが、構図は極めてシンプルな汚職事件だ。事件の奥底があるわけでもない、言ってみれば薄汚い欲望が贈賄収賄両者の間であざなわれた結果である。やれやれ、といった感想しか招かないがこうした低劣なことが名門と称される最高学府で恒常的に行われていたことに改めて落胆させられる。東大病院汚職についてはくだくだしく記すに及ばないが同じく名門と呼ばれる大学医学部においても同様の事態が起きていた。
それはわが国では国際卓越研究大学第一号となった東北大学なのだが、同学医学部関連組織において目下、問題が発生しているのだ。言ってしまえばカネをめぐるトラブルが端緒となっているのだが、どうやらこの問題の行方は混沌としそうなのである。東北大学で起きている問題を追う。(ルポライター 廣田玉紀)
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