2026/02/13
メルカリは国内リユース市場を開拓してきた第一人者だが、フリマアプリの勢いに陰りが見えてきたのも事実。同社がフリマを手掛けるマーケットプレイス事業の流通総額の伸び率は、2025年6月期に4.5%まで低下し、今期も一桁にとどまる見通しだ。
こうしたリユース市場の鈍化を見越して、25年3月4日から通信サービス「メルカリモバイル」の提供を開始している。
2013年、フリマアプリとして登場したメルカリアプリには、現在ビットコインを買える「メルコイン」の機能や、スポットワーク「メルカリ ハロ」の機能なども統合されている。現在そこにメルカリモバイルが加わっているわけだ。
料金プランは月額990円(2GB)と月額2390円(20GB)の2種類だ(いずれも税込)。
メルカリモバイルは、いわゆる「格安SIM」と呼ばれるMVNO(仮想移動体通信事業者)として、ユーザーにNTTドコモ回線の通信サービスを提供している。
このサービスは、メルカリがドコモから回線を直接借りるのではなく、MVNE(仮想移動体サービス提供者)と呼ばれる別の通信事業者から回線を借り、ユーザーに提供する形のサービスだ。接続先のMVNE事業者については、同社は非開示としている。
なおメルカリモバイルについて、現時点でオフライン(店舗)での展開はしていない。
メルカリとは違い、オフライン(イオンの店舗)を使い、なおかつNTTドコモ回線の通信サービスを使って一足先にNVNOとして直接ユーザーに向けてSIM+スマホを販売しているのが流通大手のイオンだ。
折しもドコモ、KDDI、ソフトバンクの3社は、25年7-9月期の決算収を発表しているが、ドコモだけ通信事業単体で赤字に転落した。
メルカリ&イオンMVNOが、提供する卸側のドコモのシェアを食ったのかもしれない。(梛野順三)
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