連載•小説
井端監督率いる侍ジャパンの〝骨格〟がじょじょに明らかになってきた。16日に発表された11選手には横浜の牧や阪神の佐藤輝、森下らの名前もあった。 そんな中でファンの間では〝侍ジャパンベストオーダー〟論争が起きている。佐野氏はポイントに「ドジャース大谷と(参加可能性の高い)カブス鈴木をどう打順に組み込むかでしょうね」と指摘する。 「もし、大谷と鈴木を並べるなら、鈴木は大谷の前がいいと思う。大谷の後ろを打つのはあのベッツ(ドジャース)でも苦労しているんでね。1番鈴木、2番大谷でも面白いとは思います。ただそうなると、下位打線が機能しなくなった時に得点力が落ちる気がします」と佐野氏。 大谷1番での起用なら「大谷が1番なら鈴木2番というのはもったいない。それなら鈴木を4番、そのほかのクリーンアップを3番村上、5番岡本みたいなイメージ。2番は牧とかでもはまる気がしますね」とした。 (タサイリョウ)
2026.01.21
加藤保典『夢幻泡影』より その3 歌集『夢幻泡影』の紹介の最後は、英語短歌である。なぜ英語にしたのか(翻訳は自身にあらず)。本の中には全く説明されてないが、想像するに二つの理由がある。 その1は「はじめに」の最初に表れる “エンターテインメント・ブック” というキーワードだ。“エンターテインメント・ブック”の謂れを、氏自身は「短歌と絵と動画」と書いているが、英語化もその一つだと私はにらんでいる。 もう一つは、最初の章が“KABUKICHO in the Dark”と題され、歌舞伎町が歌われていることだ。そこにはもちろん外国人の姿も多く描写される。彼らに向けたメッセージとしたかったのではないか。 御託が長すぎた。さっそく御覧あれ。 Sweatpants’ slit, Sneaker’s edge, A Nippon dragon’s fierce, Unblinking gaze. スパッツとスニーカーの隙間からドラゴンタトゥーNippon 睥睨 Upward the elevator climes, Godzilla shrinks beneath my eyes, Blade in hand, Gonna chop his head off. ゆっくりと上昇していくエレベーター Godzilla 見下ろし首掻っ切ってやる A pause to knot a lace, Beside the LUUP scooter’s stand, On the youthful hand, Scars tell a wounded land. LUUP置き靴紐結ぶ若き手にリストカットの痕ありありと Strange the aroma, From the litter I detect, Yet for Takoyaki sauce, My deep respect it earns. 散乱のゴミ箱放つ異臭にも愛着が沸くたこ焼きソース
2026.01.21
宮崎に行って来た。不発弾騒動の翌日のことである。会場は騒動のあった大淀川の傍の宮崎市民プラザ。そこで吉原馬雀の真打記念会が行われた。 「笑いが不発しないように!」 などと楽屋では宮崎の方たちと盛り上がったが、結果は笑いの大爆発で素晴らしい会となった。 その夜、宿泊先のホテルへ行くと、フロントには40代位の男性授業員が一人立っていた。ロビーにいたのは俺だけだったので 「不発弾でこのホテルも批難区域になったのですか?」 と聞いた。 すると従業員は 「これを見て下さい」 と壁にある周辺地図を指した。 「爆弾が発見された場所がここです!」 と突然、刑事ドラマ口調で話し始めた。 「批難区域はここからこの辺り」 と今度は捜査網のように地図に指で円を描き 「このホテルは入りませんでした。戦時中に橋を壊す為に落としたのかもしれません」 と最後には推理まで交え、地図上のホテルにピン止めまでしそうだった。サービス100点の対応であった。
2026.01.21
楽天から巨人にFA移籍した則本昂大投手が19日に都内で入団会見に臨んだ。3年総額13億円という契約でチームの期待をうかがわせる。 阿部監督からは先発の役割を期待されていて本人もフル回転に意欲を見せる。 佐野氏は「コンディションに不安があるわけではないので、ローテーションは任せられる。状況により勝ち星の変動はあるだろうが、チームはある程度計算しているはずなので1、2か月でローテを外されるということはないでしょう。まずは夏まではいけるでしょう。パ・リーグで揉まれているので楽しみですよね」と期待を寄せる。 巨人投手陣の競争激化で若手の西舘、横川、赤星、森田などは危機感を覚えるだろうが「厳しいことを言えば、まだまだ。若手が台頭するような状況じゃない。戸郷も昨季は調子が上がらなかった」と手厳しい。 最後は「まずはシーズン序盤はベテランに任せて、若手はそれ以降。阿部監督も今季は背水の陣ですからね」とした。 (タサイリョウ)
2026.01.20
スマホの機種変に行ったのだが、実は俺はスマホショップが苦手である。行く度に不要なサービスを薦められ無駄な時間を過ごすからだ。今回も、またあった。 俺は手短に進める為に 「一番安いプランで。電話とラインができればいいです」 と先手を打った。ところが、店員は「半年間無料の何か」「騒音の中で便利な何か」「とにかく抗菌の何か」などのプレゼンを始めたのだ。おいおい!既に俺の結論は出ているんだぞ。「ラーメンと炒飯」を頼んでいる客に、追加で「春巻き20本」を食わせようとするくらい無理があるだろ。 「よ~しじゃあ、春巻き20本つけちゃおうかな!」 って誰がなるんだ! 俺はとりあえず最後まで話を聞くと、 「すいません。全部いらないです」 と答えた。非常に残念そうであったが、いらないものはいらない。結果的には要望通りのプランにめでたく変更できた。 店を出る時、いかにもボンやりとした「春巻き20本」つけられそうな客が入って来た。
2026.01.19
秀吉軍の「中国大返し」は、雨の中で約230㌔の道程をわずか7日で走破し、山崎で光秀と激突。小一郎は官兵衛らとともにいち早く要所の天王山に陣を張って、後から到着した秀吉との連携プレーで光秀軍を撃破する。 その最大のライバル・柴田勝家と向かい合った賤ケ岳の戦いでは、小一郎改め秀長は秀吉に任された城を少人数のまま守り抜いて秀吉軍の再度の「大返し」を間に合わせ、勝家を本拠・越前北ノ庄に追い込んで自害させた。 秀吉はこうして、自分が信長の次の天下人であることを世の中に認めさせた。 ここから秀長は秀吉の代理も務めるようになる。四国遠征では10万の大軍の総大将として土佐の長曾我部元親を降伏させ、続く九州遠征でも、秀吉軍の主力部隊を連れて屈強な島津4兄弟を屈服させている。 『豊臣秀長~ある補佐役の生涯』の著者・堺屋太一氏が「百戦不敗」と表現した秀長の面目躍如であろう。 だが、秀長の真価は戦よりもむしろ領国経営にある。前述の但馬国での政治・外交の経験をもとに、大和国・紀伊国・和泉国(現奈良県、和歌山県、三重県南部、大阪府の南西部)100万石の大大名として、根強い寺社勢力による内乱を一度も起こさず、江戸開府以降の各藩の運営の教科書となったとも言われている。(つづく) (西川修一)
2026.01.19
巨人・阿部慎之助監督が勝負の1年に臨む。25年シーズンは終盤失速して3位。Aクラスに踏みとどまったが、球界の盟主としては物足りない結果だった。 佐野氏は「どっちにしても勝てないとなるといろいろ出てくるのは仕方ない。ただ、阿部監督の野球というものがどういうものなのか。申し訳ないけど僕には見えてこない。もう少し、阿部監督の色というものを出して欲しい」と手厳しい。 まず走塁面を例に挙げ「走ることに対して積極的じゃないですよね。なんというか、失敗するのを怖がっているような感じ。積極走塁とミスは本当に紙一重なんですよ。断罪するのではなく、選手に情報を与えてあげてるのも大事。それはコーチの仕事でもある」と言う。 打撃面ではかつてのチームメイトでもあるイ・スンヨプを一軍打撃コーチとして招へいした。 「日本野球を知ってるのはプラス。コーチング力は未知数ですが、いまのチームにスンヨプの打撃スタイルがマッチする選手がいるのかという点は気になります。そこをどう考えているのか。キャベッジなのか大城の再生なのか。左打者で大きいの打てる選手いませんよね」(佐野氏) 最後には「とにかく勝てなかったんだから、チーム全体でアップデートすることが大事です」と締めくくった。阿部巨人の巻き返しに期待だ。 (タサイリョウ)
2026.01.19
新庄監督が悲願のVに向けてなりふり構わず突き進む。今オフにはFAとなっていた有原航平投手を獲得。盤石の投手陣となった。 佐野氏は「ここ数年で自力をつけてきた。この2年は優勝争いに絡みながらも悔しい思いもしている。そろそろ結果を意識しながら、そういう戦いをやってほしいですね。先発は有原と伊藤で看板がいるし、裏ローテも計算できそう。いいリリーバーを入れることでかなり強力になる」と指摘。 一方で「ホームが北海道ということで、移動が苦労するのが、少しネックですかね。シーズン終盤に失速するのも、そういう側面が影響しているのでしょう」とも話す。戦力温存のマネジメント力が問われるという。 最後には「打撃陣はレイエスが軸。あとは清宮が前半からチャージしてほしいですね。あとは万波や郡司も一皮むけてほしい。水谷も本格的にレギュラー取ってほしいです」とエールを送った。 (タサイリョウ)
2026.01.17
中日が課題の〝大砲〟候補を獲得した。メジャー通算164本塁打を誇る内野手のミゲル・サノー(32)だ。 佐野氏はサノーに「中日は打てば勝てるチーム。投手力はいいし、守備力も上がってきている。サノーがいい潤滑油になればAクラスに入る確率は高いと思っています」と期待を寄せる。 メジャーウォッチャーとして知られる佐野氏は「名前が一緒ということもあってサノーは追いかけてました。結構好きな選手です」とにやり笑う。 「動きも悪くないですし、長打も打てるのでかなりの戦力になると思います。あとはセ・リーグの投手への対応ですね。変化球をコマンドに投げる(ピンポイントに制球する)投手にどれだけ順応できるのか。引き続きチェックしていきたいですね」 サノーが中日をAクラスへと導けるか。 (タサイリョウ)
2026.01.16
毛利氏攻略のため西を目指した秀吉はその途上、播磨国(現兵庫県南西部)で黒田官兵衛が明け渡した姫路城を根城に、別所長治の三木城を兵糧攻めで落とし、そのさなかに背後で裏切った荒木村重も信長とともに倒した。 さらに美作・備前両国(現岡山県)を持つ宇喜多秀家を毛利方から寝返らせ、鳥取城もまた兵糧攻めで降伏に追い込み…と、軍師役の竹中半兵衛、黒田官兵衛による戦と調略の硬軟両建ての戦術によって、徐々に毛利方の拠点・安芸国(広島県)に迫っていった 小一郎は一連の攻略戦で兵站(食料・弾薬など物資の調達・運搬)を引き受け、さらに自ら3000の軍を率いて但馬国(兵庫県北部・西部)を攻め落とし、竹村城を自らの拠点とした。因幡国(現鳥取県)の鳥取城を飢えに追い込んだ包囲作戦でも、事前に近隣で食糧を買い占めたのは小一郎の発案とされている。 秀吉軍が備前高松城を水攻めにしているさ中、本能寺の変が勃発する。秀吉はすぐさま和議を持ち掛け、信長の死を気取られぬうちに城主・清水宗治を切腹させ、すぐさま大軍を取って返す有名な「中国大返し」をやってのける。そこでも小一郎は殿の大役を任された。(つづく)(西川修一)
2026.01.15







