2026/01/27
昨年6月26日、ナイキは2025年5月期決算を発表した。売上高は前期比10%減の463億900万ドル(6兆6000億円)、最終利益は同44%減の32億1900万ドル(4500億円)で5年ぶりの減収減益となった。
同社、アディダス、アシックス、ミズノの4社中、ナイキだけが減収減益。他の3社は全て増収増益となっており、ナイキの独り負けだ。
ただし『エアフォース1』『ダンク』『エアジョーダン』といった主力モデル群への過度な依存を減らすため、25年5月期だけで供給量を30%以上削減しており、敢えて売り上げを削ったという側面もある。
ナイキに対し、アシックスとミズノという国内の2大スポーツブランドは絶好調だ。アシックスは25年12月期の純利益を41%増と予想し、ミズノも25年3月期は過去最高の売上高と経常利益率となった。
「学校に強いミズノ」と市場から評されてきた同社は、国内の学校体操服や部活のユニフォームなどで圧倒的な地位を築いてきたが、現在ここから脱皮中だ。
まず海外比率。同社は38.7%とアシックスの75.5%ほど高くないが、年々海外売上比率を上げており、特にブラジルや中国での売り上げが伸びている。
また新規顧客獲得という点で、ミズノはこれまで採用してこなかった店舗戦略の強化も始めており、国内の直営店を今後2~3年で50店舗まで拡大する予定だ。
昨年9月にはJR高輪ゲートウェイ駅前の新しい商業施設「ニュウマン高輪」にも直営店を出店し、若者やインバウンドで人気の渋谷パルコにも店舗を展開するなど、同月中に東京都内で4店舗をオープンさせた。
今後大都市圏への出店をさらに増やし、「学校のミズノ」から「urbanのミズノ」を目指し直営店比率を上げていく見込みだ。(梛野順三)
TIMES
社会•事件



