社会•事件 2025年の日本人メジャーリーガーのコスパを一見する
2025年の日本人メジャーリーガーのコスパを一見する
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2025/12/27

 米メジャーリーグでは今年も大谷翔平が大活躍した。大谷だけではない。山本由伸も結果を残した。ロサンゼルスドジャースのワールドシリーズ連覇に日本人選手の二人が大きく貢献した。NPBの一線級の選手が軒並み海を渡りMLBに挑戦するトレンドが続いているが、2025年の推定年俸20億円以上の日本人メジャーリーガーの成績は下記の通り。

 

大谷翔平(ドジャース、年俸約109億円)

出場試合数:158 打率:282 本塁打:55 打点:102 防御率:2.87 勝敗:1勝1敗0S 登板数:14 投球回:47 

 

山本由伸(ドジャース、年俸約42億円)

防御率:2.49 勝敗:12勝8敗0S 登板数:30 投球回:172

 

今永昇太(カブス、年俸約34億円)

防御率:3.73 勝敗:9勝8敗0S 登板数:25 投球回:144

 

菊池雄星(エンゼルス、年俸約33億円)

防御率:3.99 7勝11敗0S 登板数:33 投球回:178

 

ダルビッシュ有(パドレス、年俸約28億円)

防御率:5.38 勝敗:5勝5敗0S 登板数:15 投球回:72

 

吉田正尚(レッドソックス、年俸約28億円)

出場試合数:55 打率:266 本塁打:4 打点:26

 

鈴木誠也(カブス、年俸約26億円)

出場試合数:151 打率:245 本塁打:32 打点:103

 

千賀滉大(メッツ、年俸約23億円)

防御率:3.02 勝敗:7勝6敗0S 登板数:22 投球回:113

 

菅野智之(オリオールズ、年俸約20億円)

防御率:4.64 勝敗:10勝10敗0S 登板数:30 投球回:157

 

以上を概観すると意外にも鈴木誠也のコスパが最も良いのではないか。最高年俸の大谷翔平の1/4程度の年俸で打点は大谷を超えている。本塁打も32本と大谷の6割程度の本数を打っている。出場試合数も年間を通してほぼ皆勤だ。ただ、大谷翔平は圧倒的な人気を誇り客を呼べることから収益力が鈴木誠也とは雲泥の差がある。来季の大谷は投手としても活躍が見込まれる。そうなると人気もコスパも最早無敵の無双状態となること必至。

 投手では山本由伸のコスパが頭一つ抜きん出ている。ローテーションを守り続けて尚、防御率が2点台前半でメジャーリーグ全体の4位となっている。コスパ的には菊池雄星も178回を投げているから悪くはないが防御率は4近い数字となり少し見劣りする。菅野智之も山本由伸の半分以下の年俸でありながら157回を投げ10勝をあげていることからコスパはよいのだが防御率は4.64と振るわなかったことから山本由伸と比較すると年俸を超える差が生じている。

 一方、コスパが悪いのはダルビッシュ有と吉田尚正である。ダルビッシュ有は右ひじの手術を受けたことにより2026年は全休となる見込み。吉田尚正は右肩の手術の影響と腰痛により2025年シーズンはIL入りが続いたことからコスパが落ちたが復活に向けて意欲的であるから期待したい。

 結論としていくら莫大な年俸で大谷翔平が契約していたとしてもコスパで彼を超えることは極めて困難である。群を抜く成績と圧倒的な人気が誇っているからだ。長嶋茂雄と王貞治を足しても大谷を超えることは容易ではないだろう。野茂、イチロー、松井、大谷といったスーパースターが世界を席巻することは日本国民の希望であり誇りである。

(坂本雅彦)

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