第36回 椎野礼仁のTANKA de 爺さん 夢幻泡影
連載•小説
2025/12/15
加藤保典「夢幻泡影」より
アレクサに竹内まりや流してと口笛吹きて野菜を刻む
花器の名は「川の流れのように」です膨らみはじめたヤマザクラ挿す
水汲みに行くための靴学校に行くための靴あったらいいなぁ
我が短歌の畏友加藤保典氏が一風変わった歌集を出した。「一風変わった」の意味はこうだ。この人、美術方面の造詣が深く、絵も描けばそれをPCに取り込んで動画にもする、作陶もよくする、仏像への傾倒は中学生の時から。そういう氏の多彩な才能を、全て詰め込んだのがこの歌集「夢幻泡影」だ。「むげんほうよう」のタイトルは仏教に由来する。
表紙の惹句を見てほしい。「短歌を絵と動画で愉しむ ライブ感覚歌絵集」とあり、エンタメ短歌 日本初 とも書かれている。具体的に言えば、本文中に載っている絵や写真にはQRコードが付されていて、そこにアクセスすると、イラストや写真(短歌で詠んでいる歌舞伎町やボンネットバス、大仏etc.etc.)が動き出す。(短歌・挿画)+動画の視聴ができるという本(?)というのは、寡聞にして知らないが、日本初というのは過言ではないと思う。
好奇心の湧いた方は下記にアクセスを。(この項、続く)
TIMES
連載•小説





