連載『俺の名前は三遊亭はらしょう』vol.95『新垣隆さんとの再会~その1』
連載•小説
2026/03/22
「新垣さん!会えてよかったです!」
「はらしょうさ~ん!」
新垣さんとは、かつて、佐村河内守の事件でゴーストライターをしていた、あの新垣隆さんである。なぜ俺と新垣さんがこのような感動の再会を果たしているのか?話は一年前に遡る。
俺はゲンロンカフェというイベントで自著の小説『俺とシショーと落語家パワハラ裁判』を、初対面の新垣さんに買って頂いた。しかも『新垣さんへ 三遊亭はらしょう』というサインまでさせて頂き、記念写真も撮った。最後に、
「この本は、ご本人が書かれたのですか!」
と新垣さんから言われて俺は爆笑しそうになった。
そのことを昨年の月刊タイムスに書いたのだが、実はその数週間後に奇妙なことがあった。それは別の会場で本を売っているさい、お客さんにサインを書くために本を開いたところ、最初の空白のページに『新垣さんへ 三遊亭はらしょう』と書かれていたのだ。えっ?どういうことだ?なぜこれが俺の手元にあるのだ?
(つづく)
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