連載『俺の名前は三遊亭はらしょう』vol.70『THE・MANZAI2025』
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2025/12/14
漫才が好きで、ネット動画で懐かしい芸に出会えることが嬉しい。
俺が生まれたのは1977年。80年の漫才ブームの記憶はない。知っているのは、その芸人たちがテレビに出ている姿だけだ。その為、ネットによってその時代のムーブメントをわずかでも感じられるのは本当に贅沢である。
だが、声に出して笑うかというとそれは殆どない。ネタとテンポが今と違うからである。
「君の所の嫁さんはねぇ」などという掛け合いや、ダジャレのボケなどは古いが古典落語を味わうような面白さもある。
俺は昔の漫才は全部そうだと思っていたのだが、この間、久しぶりに『やすきよ』を観て驚いた。ネタはコンプラ違反で今ならオンエアできないものもあったが、テンポが令和に近かったのだ。45年前の映像だったが、今、また漫才ブームの頃に戻ってきているのだろうか。そんなことを思っている中、先日『THE・MANZAI2025』を観たら、全員、オンエアできる『やすきよ』に見えた。
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