政治•経済 在日中国企業によるフェンタニルの対米輸出問題について その2
在日中国企業によるフェンタニルの対米輸出問題について その2
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2025/08/27

 日本を起点に中国企業がアメリカにフェンタニルを輸出していたことは中国の一企業が
行った単独の犯行とは言い切れない。中国共産党による超限戦である可能性も否めない。
武器を利用した戦闘だけが戦争ではない。心理戦、ネットワーク戦、諜報戦、法律戦など
あらゆる方策によってアメーバ式に侵入し浸透させ、暗に中国の意を汲み、支配すること
、それこそが超限戦であり、戦争行為の一種でもある。それは時として国家テロにも繋が
る。大量のフェンタニルをアメリカに流入させることは凄まじい破壊力を伴う。一過性の
テロではなく、いわば化学兵器による攻撃とも受け取れる。フェンタニルの使用による死
者が7万を超えるのであるから核兵器並みの威力である。中国共産党が首謀者だと確定的
に非難することはできないが中国企業が行った蛮行であることは恐らく間違いのないこと
だ。中国企業による合成麻薬の不正輸出が中国共産党による超限戦の一種であるとすれば
事態は深刻だ。そうだとすればアメリカと中国の対立に日本が図らずも巻き込まれたこと
になる。国際紛争の火種になりかねない。
日本政府はこのことを軽々に考えてはいけない。自公政権による長期間にわたる媚中外
交が国際問題を招く結果となった可能性も否定できない。いつもの「遺憾砲」だけでは日
本の国際的な信用回復は見込めない。フェンタニルを取り扱う企業や施設の調査に留まら
ず外資企業、中でも中国系日本企業の徹底した実態調査に基づく再発防止策を含む法整備
が必要だ。この際、中国が仕掛ける超限戦に対する対策を広範囲に行うことを可能とする
立法にまで踏み込むべきだ。問題が発生してからの対処法では国際的な日本の信用が低下
するし、紛争に巻き込まれかねない。今回の在日中国系企業のフェンタニル輸出問題で日
本は既に流れ弾に当たってしまっている。日米同盟は今後も外交の基軸であるべきである
が自律的な安全保障政策を進めることも重要である。
かつて栄華を誇ったジャパニーズ経済圏は崩壊し、日本の国際的な発言力も低下の一途
を辿っている。民主党政権の悪夢を経験した日本の野党だからこそ同じ轍を踏まないと信
じ、政権交代を期待することも一案である。外交安全保障、経済政策など再考と再建を要
するタイミングがきている。「戦を見て矢を矧ぐ」では遅い。「常在戦場」にあることを
忘れてはならない。

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