2025/09/13
8月に入ると第2次世界大戦物が大流行する。だいたいが日本の残虐性や罪を暴くことで、平和を希求すると結ばれる内容が多いが、1945年のソ連(現ロシア)の対日参戦について岩屋毅外相が「日ソ中立条約に明白に違反する」「不当な」参戦であったと批判したところ、ロシアはザハロワ外務省情報局長の声明で「日本政府は誤った解釈を続け、アジアでの旧日本軍の犯罪をごまかそうとしている」などと反論した。
だが、条約を破り、終戦後も侵略を続けたソ連の蛮行は外相の発言通り不当なものだ。80年前の8月9日、期限切れ前の日ソ中立条約を一方的に破棄して満州に侵攻を開始したからだ。
しかもソ連の対日参戦の場合、日本がポツダム宣言を受け入れて連合国に無条件降伏をした8月15日の終戦の後も領土拡張の侵略を続けた。この結果、約60万人の日本兵がシベリアに抑留され、北方領土などが不法占拠された。
例を挙げればが終戦後の8月18日、ソ連は千島列島東端の占守島を奇襲し、日本の第91師団が応戦した。占守島の戦いだ。日本軍は優勢に戦いを進めたが、最終的には大本営の命令に従い停戦、武装解除した。潔く武器を捨て捕虜となった日本兵をソ連はシベリアに抑留している。
陸軍の機関銃部隊の分隊長として国境警備に当たっていた今年103歳になるT氏は、NHKの取材に「戦争が終わったところに来るんだもの、あんな卑怯なことあるかい。大卑怯だよ」と憤りを露わにした。T氏はシベリアで4年間の過酷な強制労働を生き延びた。
占守島の戦いは、ロシアにとって、どう見ても誇れる歴史ではない。にもかかわらず先日、占守島で戦勝記念施設の開設式を開いた。プーチン大統領側近のキリエンコ大統領府第1副長官が「第2次世界大戦の命運を決する最後の戦いの一つだった」と大統領のメッセージを代読した。
プーチン政権は侵略正当化のプロパガンダを強めている。ロシア人の歴史認識は、降伏した日本を侵攻した史実からますます遠くになっていく。
どの国とも仲良くする。特に隣国とは仲良く。などと呑気を垂れている日本人は占守島守備隊の歴史的事実を知るべきだ。
TIMES
政治•経済




