政治•経済 共産党地方議員が機関紙「しんぶん赤旗」を役人らに「押し売り」
共産党地方議員が機関紙「しんぶん赤旗」を役人らに「押し売り」
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2025/11/06

 共産党の機関紙「しんぶん赤旗」について、同党の地方議員が自治体の幹部職員らに購読を求めるケースが相次いでいる。共産党地方議員が、自身が議員を務める地方自治体の庁舎内で赤旗購読を勧誘していたケースが立て続けに確認されており各自治体が対策に頭を抱えているという。議員の立場を利用した機関紙の「押し売り」にも等しい行為で、政府や各自治体も対策を講じるべきだ。

■勧誘で心理的圧迫

東京都新宿区の職員向けのアンケート結果によると、区の管理職の約8割が共産党区議から赤旗購読を勧誘され、このうち6割以上が心理的圧力を感じていたという。断っても重ねて勧誘されたケースも少なくないようで、再勧誘を禁じた特定商取引法の観点からも看過できない。

このほか、千葉市が管理職に行った調査でも、機関紙購読を勧誘された職員の7割が心理的圧力を感じていたことが明らかになった。

共産党の収入総額の約8割は購読料など機関紙関連とされ、赤旗は共産党にとって最大の資金源といって差し支えないだろう。そうした点からも、市民に選ばれた地方議員が、その立場を利用しながら、法律にも抵触しかねないような形で赤旗を押し売りしていたとすれば、問題は根深い。早急な実効性のある対策が必要だ。

■勧誘禁止の自治体も

ただ、実は赤旗の「押し売り」に対して、先駆的に対策を進めている自治体もある。神奈川県鎌倉市だ。同市は、すでに2014年度から、職務の中立性を理由に、政党機関紙などを庁舎内で勧誘することを禁じる規則を設けた。共産党市議らが、長年にわたって赤旗の勧誘・集金を重ねていたことを踏まえた措置だという。国や他の自治体も参考にすべきだろう。

自民党が少数与党となり、様々な党が乱立している中で、特定の政党機関紙自治体職員に押し売りすることが許されるはずがない。報道・言論の自由と、地方議員の立場を「悪用」した機関紙の勧誘は、次元が違うのは当然だ。

(桜田亮)

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