2025/10/30
1968年、公明党の支持母体である創価学会の池田大作名誉会長(故人)は、「日中国交正常化提言」を発表し、その後、党幹部は訪中を重ねて中国政府と独自のパイプを築いた。それが72年の日中国交正常化につながった経緯の一つとなっている。
公明党は伝統的に対中関係を重視しており、中国国内でもその動向に関心が高い。中国国営新華社通信など複数の中国メディアは公明が連立離脱を表明した9月10日、日本メディアを引用する形で離脱を固めたと速報した。
現在も党幹部が度々訪中し、中国共産党幹部と会談しているのだが、今年1月には自民、公明両党と中国共産党との定期対話「日中与党交流協議会」が6年3カ月ぶりに北京で行われた。親中派の石破茂首相のおかげである。
今年4月には、高市早苗自民党総裁に自公連立体制からの離脱を告げた斉藤鉄夫公明党代表が中国を訪れ、中国共産党最高指導部の1人で序列4位の大物、王滬寧(おうこねい)人民政治協商会議(政協)主席と会談した。一気に日中友好ムードが高揚したのだが、中国側に冷や水を浴びせたのが、10月4日の高市新総裁誕生である。
とにかく安倍晋三元首相(故人)のにおいがする人物は、中国共産党および韓国左派政権、言うまでもなく北朝鮮と日本のマスメディアは毛嫌いしている。公明離脱の筋書きを描いた中国共産党政権の狙いは、高市首相の実現阻止だ。
ところで公明が連立から離脱したことで、保守陣営は大歓迎だが、反面失望も始まっている。少数与党の内部に巣くう親中派をなだめるためとは言え、早くも高市総裁は、靖国神社例大祭への出席はしないと発言したからだ。現実問題は、次の連立政権の構成メンバーに移る。
自民は国民民主、維新の会などとの連立工作を開始することになり、政策交渉が噛み合うには最悪半年の時間を要することになるかもしれない。その間、政治は不安定になり、某国による日米台にくさびを打ち込む秘密工作が鳴動するかもしれない。
「高市」の名前の通り「高い市場」が創生されている。高市総裁誕生の日、株式市場は2175円26銭(4.75%)高の4万7944円76銭と史上最高値をつけた。10月9日には4万8000円を更新している。
積極財政に期待が高まり、三菱重など防衛関連や東電株などエネルギー関連が買われた。円相場は1ドル=150円台に下落し、トヨタ等自動車株も上昇した。
注目は金で最高値を更新。1グラム2万747円を付け、海外でもビットコインが12万ドルを突破した。だが、これも夏のような“秋の夜の夢”に終わるのかもしれない。
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