政治•経済 石破首相退陣後の日本外交:小泉氏と高市氏の対照的な展望
石破首相退陣後の日本外交:小泉氏と高市氏の対照的な展望
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2025/09/12

9月7日、石破茂首相が退陣を表明し、既に自民党総裁選に注目が集まっている。参院選での大敗や党内圧力を受け、党分裂を避けるため辞任を決断したとされる。後継候補として小泉進次郎農林水産相と高市早苗前経済安全保障相が有力視されているが、両者の外交姿勢は大きく異なる。小泉氏は石破政権の路線を継承し安定した外交を志向する可能性は高いが、高市氏の保守色が強い姿勢は韓国や中国との関係悪化を招く可能性があり、日本は複雑な外交環境に直面するかもしれない。

石破政権は日米同盟を基軸に、韓国との良好な関係、中国との経済的連携を模索するバランス外交を展開してきた。小泉氏は石破政権で農相を務め、”コメ担当大臣”として石破政権を支えてきたことから、その外交姿勢は石破政権をほぼ継承すると考えられる。総裁選での若さと人気を背景に、国際協調を優先し、日米関係の継続性を重視しつつ、韓国や中国との関係でも現状維持を目指すとみられる。これにより、外交の急激な変動は抑えられ、安定した関係が期待される。

一方、高市氏は保守派の支持を集め、靖国神社参拝の継続を公言。現職首相の参拝は2013年の安倍晋三元首相以来行われておらず、高市氏が参拝すれば韓国や中国からの強い反発が予想される。高市氏の強硬姿勢は歴史問題を再燃させ、日韓関係の改善に水を差す可能性がある。中国との関係でも、経済的連携を重視する現実路線とは異なり、対抗姿勢が強まるかもしれない。これにより、日本は米国との同盟を維持しつつ(トランプ高市関係が上手くいくかも未知数だが)、近隣諸国との緊張を管理する難しい舵取りを迫られる。

自民党総裁選は10月上旬の投開票が有力で、小泉氏と高市氏を軸に議論が展開。小泉氏は若さと刷新感で党員票を集め、高市氏は保守層の支持で決選投票での巻き返しを狙う。どちらが選ばれるかで日本の外交的立場がは大きく変わる可能性がある。小泉氏なら国際協調を基盤とした安定外交が続き、日米韓の連携強化が期待される。高市氏が首相になれば、保守的な国家観が外交に反映され、韓国や中国との関係悪化リスクが高まる。

石破首相の退陣は日本外交に新たな岐路をもたらす。小泉氏の継続路線か、高市氏の保守路線か、総裁選の結果は日本の国際環境を大きく左右する。国民と国際社会の視線が注がれる中、自民党の選択が日本の未来を決定する。

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