政治•経済 日本銀行政策委員会に三菱商事出身の増一行氏が就任へ  現役国会議員秘書 紅良作 パート1
日本銀行政策委員会に三菱商事出身の増一行氏が就任へ  現役国会議員秘書 紅良作 パート1
政治•経済

2025/04/24

2回の利上げに反対した中村豊明氏が退任しタカ派一辺倒になる恐れ

(写真 増一行氏)

 2月に引き続き日本銀行政策委員会の人事がある。2月には委員に小枝淳子氏が任命されることで所謂リフレ派は野口旭氏一人となった。今回の人事もリフレ派ではないもののハト派である日立製作所出身の中村豊明氏の退任に伴う人事である。

 日銀政策委員会は通貨及び金融の調節に関する方針を決定するほか、その他の業務の執行の基本方針を定め、役員の職務の執行を監督する権限も有している。日本銀行には、役員として、総裁、副総裁(2名)、審議委員(6名)、監事(3名以内)、理事(6名以内)、参与(若干名)が置かれている。このうち、総裁、副総裁および審議委員が、政策委員会を構成している。政策委員会は戦後、GHQによって民主化の一環として設置された。任期は5年、9名全員が常勤で報酬は2600万円と高額。金融政策に関する事項を決定する金融政策決定会合は年8回、通常会合は週2回行われる。

 令和6年7月と令和7年1月に日銀はマイナス金利政策を解除して利上げに踏み切った。賃上げの動向を見ての利上げであろうが実質賃金は3年連続のマイナス。日銀の利上げによって国民の銀行借入に対する利息負担も当然増えることになる。例えば3千万円のローン残高で30年の返済期間が残っている場合は月5千円以上の国民の利息負担が増えることが考えられる。年間約6万円の負担増は国民民主党が推し進めてきた基礎控除や給与控除での減税を帳消しにしてしまう。控除の拡大で減税した分を日銀を使った増税で取り返すという政府のウルトラな手法には驚かされる。これぞ政府と日銀の阿吽の呼吸というもの。(つづく)

TIMES

政治•経済