国境の守りと空白の地:外国人による土地取得と離島国有化の急務
2026/03/31
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大屋根リングは想像以上に巨大だった。 俺と母はすぐに登ってしまうのが勿体なかったので、複雑に組まれた柱の下を歩いていた。「まるで清水の舞台やなぁ」 そう、母の言う通り大屋根リングは清水寺と同じ貫工法という技術で作られているらしい。 「世界最大の木造建築でギネス認定されたんやで!」 「へぇ~やるやん!じゃあ登ろか~」 下からの景色にもう飽きた母は、専用のエスカレーターへ向かって行った。 「ワオ!絶景やな~」 まだエスカレーターの途中だが、もう母は絶景のフライングである。 そして気付けば清水の、いや、大屋根の舞台に到着していた。 「ほんまに会場一周してるやん!2キロ?2万キロ?」 「2万キロあったら万里の長城の長さやん!」 ちなみに、リングは正確には2025mで西暦と同じである。 「次あれ行こう!」 「よし!」 ここからパビリオンを見下ろせる為、アタリをつけるのに最初に登ればよかったと、俺はこれから行く人に教えてあげたくなった。 (つづく)
2025.06.07
野球評論家・佐野慈紀氏がシカゴ・カブスの鈴木誠也の活躍にスポットライトを当てた。 メジャー4シーズン目の鈴木はレギュラーとしてチームに欠かせない選手となっている。6月2日時点で打率2割6分9厘、14本塁打、打点52とナ・リーグトップクラスの成績だ。チームも首位をキープしている。 佐野氏は「何よりも右打者でポイントゲッターとして活躍しているのはすごいですよ。この勝負強さはチームにとってもすごい助かります」と指摘。左打者はこれまでも松井秀喜氏、イチロー氏、現在の大谷翔平など成績を残してきた選手はいるが右打者は少ないとあって、高く評価した。 日本のメジャー報道といえば、ドジャースの大谷にばかりスポットライトが当たっているが、鈴木の活躍も十分評価に値するものだ。 佐野氏は「もっと鈴木誠也の活躍にも注目が集まってほしいですね」とエールを送った。
2025.06.06
記事にするまでに少し時間がってしまったが、靖国神社の例大祭が4月22日に執り行われた。参拝した国会議員は、昨年は100名であったが今年は72名にまで一気に減少した。閣僚では冨樫博之総務副大臣や吉田真次厚生労働政務官が参加した。その他、安倍昭恵元首相夫人や高市早苗経済安全保障担当相岸田首相が参加した。石破総理は参拝せずに真榊を奉納するに留めたことは腑甲斐ないことである。かつて小泉首相や安倍首相が公式参拝した際には中国や韓国が強く抗議し、アメリカも大使館を通じて失望を表明していた。自国の死者を慰霊することを他国に避難される筋合いは一切ない。首相をはじめ閣僚は自身の思うままに参拝に参加して当然である。もっと言えば、天皇陛下にも参拝いただきたいと願う。靖国に眠る英霊は御国の為に戦地に赴きその貴い命を落とした。今上天皇が靖国を参拝されて先の戦争で亡くなられた英霊を供養されることで本当の意味での戦争が終結するのかもしれない。英霊を供養し鎮魂に導くことが出来るのは天皇陛下において他に居ないのではないだろうか。 靖国神社には約250万柱の英霊が祀られている。明治維新以来の日本人兵士全員が祀られているわけではない。そこに祀られているのは官軍の兵士のみである。靖国神社の前身である東京招魂社は1896年6月の第一回合祀で幕末以来の内戦の「官軍」、つまり新政府軍の戦死者3855人を祀った。以来、靖国神社となってからも今日まで内戦の死者としては官軍の戦死者のみを祀り、「賊軍」つまり旧幕府軍および反政府軍の死者は祀っていない。国内の戦死者ですら祀らないのであるから、日本が戦争で戦った相手国の戦死者は当然のように祀られていない。 靖国神社に祀られているのが、軍人および軍属のみというのも疑問が残る。ひめゆりの乙女たちは従軍看護婦つまり軍属であったため、祀られている。知覧の地より飛び立っていった神風特攻隊の若き桜たちも祀られている。日本軍の末端におられた方々が東條英機元首相らA級戦犯とされた重要人物たちと分け隔てなく平等に祀られているのは評価できるのだが、そこには民間人が一切入っていない。東京大空襲や沖縄戦の犠牲者も、広島や長崎の犠牲者も、いわばみな国のために死んでいったのに、民間人である限りは靖国神社にその魂を入れないのは納得できない。 官軍とか賊軍とか、軍人とか民間人とか、日本人とか外国人とか、戦争による死者にそのような区別や差別があってはならない。みんな同じ場所に祀ればよいと真剣に思う。靖国問題がこれほど複雑化するのも、中国や韓国の干渉があるにせよ、遺族の方々が、戦争で亡くなった自分の愛する者が眠る場所が欲しいからであり、愛する者に会いに行く場所が必要だからである。その場所をどうするのか、慰霊と鎮魂の問題について真剣に懸命に取り組み最善の策を講じる使命を政治家は全うしなければならないはずだ。(紅 良作)
蔦重が世に送り大ヒットした『吾妻曲狂歌文庫』は、絵と狂歌を並べる狂歌絵本という新しいタイプの狂歌本の走りとなった。大田南畝、唐衣橘洲、朱楽菅江の3巨頭の名は江戸の大人から子供にまで知られ、狂歌連に集まる狂歌師たちからは「狂歌四天王」などと呼ばれるスターたちも生まれたという。 「才人が即興で作った面白い作品を、芸名とポートレートともども媒体に乗せる」という意味では、現在の日本テレビ系『笑点』と通じなくもない。媒体の進歩とアイデアのなせる技、というわけだ。 以降、蔦重が出す狂歌本や戯作に掲載する挿絵の描き手として若い絵師たちが蔦重に見いだされ、腕を磨く。その代表が喜多川歌麿、葛飾北斎という後の浮世絵のスーパースターである。 蔦重には当時から「侠気がある」という世評があった。少し後だが1856(安政3年)の『戯作者小伝』には、蔦重について「文才ある者の若気に放蕩なるをも荷担して、又客として財を散ずるを厭はざれば、是がために身を立て名をなせし人々あり」と記している。 要は、若くて才能のある面々に自らカネを出して(吉原で)大いに遊ばせ、その成長を見守る。若い面々はそれを意気に感じて蔦重の下で大いにその能力を発揮する、というわけである。(つづく)
2025.06.05
「予約なしでも入れるパビリオンは沢山ありますよ」 予約抽選に外れて愕然としていた俺と母に、係員の方から吉報が舞い込んだ。 「見て!アラブ首長国連邦館が30分待ちやで!」 お目当てではなかったが、ともかくパビリオンに入れる喜びは大きい。 早速並ぶと、10分も経たない内に中に入れることになった。 「なんじゃこりゃ~」 懐かしい松田優作のモノマネで興奮する母であるが、それもそのはず、アラブ首長国連邦館は見渡す限り巨大なナツメヤシの樹で埋め尽くされている。 「大きい!大きい!大きい!」 と、今度は懐かしい淀川長治のモノマネで俺も興奮した。 続いてカタール館、ベトナム館にも10分ほどで入館し、俺と母は子供の頃の社会科見学のように盛り上がった。 「大屋根リング行くで!」 休憩する間もなく母が言った。 そうだ、大屋根リングは外せない!世界最大の木造建築に認定された万博の目玉だ。 「明るい内に登るで!」 母が俺より早足で歩き出した。 (つづく)
2025.06.05
野球評論家の佐野慈紀氏が阪神の守護神・岩崎優(いわざき・すぐる)投手の〝調整術〟に注目している。 阪神は交流戦を前に首位でフィニッシュ。投打のバランスの良さが光っている。 佐野氏は現役時代、中継ぎ投手として活躍。その経験を元に「リリーバーっていうのは6月の頭が1つの鍵なんです。開幕から飛ばしていると、この時期で息切れしてしまって、そのままダメになるケースも多い。ここを乗り切れるかが大事」と話す。 岩崎は4月の防御率3.72、5月は1.69と尻上がりに調子を上げているが「ベテランなんで調整の仕方が分かっている。僕も現役の時は6月はランニングの量を減らすなど、スタミナを維持することを心がけてました」と評価した。 かつて佐野氏は岩崎のストッパー適性を見抜き、岩崎のストッパー転向を決めた金本監督(当時)に意見を求められた際には「絶対にストッパーが合っていると話しました」(佐野氏)と進言したこともあるという。 今後も注目だ。
2025.06.04
4月、トランプ大統領が導入した「相互関税」政策は、世界経済に大きな波紋を広げている。この政策は、すべての輸入品に一律10%の関税を課し、日本には24%、中国には104%(後に125%に引き上げ)など、貿易相手国ごとに異なる高関税を上乗せするものだ。これにより、国際貿易秩序は第二次世界大戦後最大の転換点を迎え、報復関税や経済的混乱が各国で懸念されている。なぜトランプ大統領はここまで関税にこだわるのか。その背景と理由を、経済的・政治的・外交的観点から簡単に整理してみたい。 関税政策の核心 貿易赤字の削減と国内産業の保護 トランプ大統領が関税を重視する最大の理由は、アメリカの巨額な貿易赤字の是正と国内製造業の復活にある。アメリカの貿易赤字は巨額に膨れ上がり、特に中国や日本、EUとの間で大きな不均衡が生じている。トランプ氏は、これを「アメリカが他国に食い物にされている」状態と捉え、関税を課すことで輸入品の価格を上げ、国内生産を競争力のあるものにしようとしている。理論的には、輸入品が高価格になれば、企業はアメリカ国内での生産を増やし、雇用創出や経済成長につながると考えられている。 例えば、日本からの自動車輸出はアメリカへの輸出総額の約3割を占めるが、24%の関税により価格競争力が低下する。これにより、アメリカ国内での自動車生産が増え、製造業の雇用が回復する可能性がある 外交ツールとしての関税:交渉の「武器」 トランプ関税のもう一つの特徴は、貿易政策を超えた外交ツールとしての活用だ。関税は単なる経済政策ではなく、相手国に政策変更を迫る「強制の武器」として機能している。例えば、フェンタニルなど違法薬物の流入阻止や不法移民対策を理由に、メキシコやカナダ、中国に対して関税をちらつかせ、譲歩を引き出そうとしている。このアプローチは、トランプ氏が「ディール(取引)の達人」として自負する交渉スタイルを反映している。 実際に、2025年4月に発動した相互関税は、報復措置を取らない国に対して90日間の猶予を与えるなど、交渉の余地を残している。日本とは石破首相とトランプ氏の電話会談後、閣僚レベルでの協議が始まり、関税率の引き下げや適用除外を目指す動きが見られる。このように、関税は相手国との交渉を有利に進めるための圧力手段として、トランプ政権の外交戦略の中核を担っている。 政治的パフォーマンスと支持基盤へのアピール トランプ氏の関税政策は、経済的合理性だけでなく、国内の政治的アピールも強く意識されている。彼の支持基盤であるブルーカラー層や保守派は、グローバル化による製造業の衰退や雇用の海外流出に不満を抱いている。関税は「アメリカ・ファースト」を体現する政策として、こうした有権者に直接訴えかける。2024年の大統領選で掲げた公約の一つが、関税によるアメリカの再強化であり、選挙戦での強いメッセージが政策に反映されている。ただし、関税による物価上昇がアメリカ市民の生活を圧迫し、支持率が低下する兆しも見られるため、政策の一貫性や調整が今後の焦点となる。 トランプ関税の今後の展望 トランプ関税の背景には、貿易赤字削減、国内産業保護、外交的圧力、そして政治的アピールという多層的な狙いがある。しかし、関税戦争の激化や金融市場の混乱を受け、トランプ氏は一部関税の90日間停止を発表するなど、柔軟な対応も見せている。今後は、日本を含む同盟国との交渉や、品目別関税(半導体や医薬品など)の拡大が焦点となるだろう。 日本としては、閣僚間協議を通じて関税の軽減を目指しつつ、EUや東南アジアとの連携を強化し、自由貿易体制の維持に努める必要がある。トランプ関税は世界経済の不確実性を高めるが、その真意を理解し、戦略的な対応を講じることが求められている。 中国が日本産水産物輸入を一部再開:その政治的狙い 5月30日、日本政府は中国との間で、日本産水産物の輸入再開に関する技術的な要件で合意に達したと発表した。この合意は、2023年8月に東京電力福島第一原子力発電所の処理水海洋放出開始に伴い、中国が日本産水産物の輸入を全面停止して以来、約2年ぶりの進展となる。今後、輸出関連施設の再登録手続きが完了次第、日本産水産物の対中輸出が再開される見通しだ。この動きは、単なる経済的合理性を超えた中国の政治的戦略の一環として注目される。なぜこのタイミングで中国は輸入再開に踏み切ったのか。その背景には、国際政治の力学、特にトランプ政権の保護主義的姿勢と日米関係への影響を巧みに利用する狙いがある。 トランプ政権の保護主義と日米関係への影響 トランプ米大統領の再選後、米国は再び保護主義的な経済政策を加速させている。トランプ政権は「アメリカ・ファースト」を掲げ、諸外国に対する高関税政策、いわゆる「トランプ関税」を推進。これにより、欧州やアジアの同盟国を含む多くの国が経済的混乱に直面している。特に日本に対しては、自動車や工業製品に対する関税引き上げや、相互関税の導入をちらつかせ、日米間の経済的緊張が高まっている。トランプ氏は、日本の対米貿易黒字を問題視し、さらなる譲歩を求める姿勢を明確にしており、日米関係の経済的基盤に揺らぎが生じつつある。 こうした状況は、中国にとって対日接近の好機を提供する。中国は、米国との対立が続く中、日米同盟の結束を弱体化させることで、対中国抑止の枠組みを揺さぶりたいと考えている。日本産水産物の輸入再開は、経済的な恩恵を日本に与えることで、両国間の関係改善を演出し、日本を米国から引き離す一歩となり得る。中国はこれまでも、経済的インセンティブを外交カードとして活用してきた歴史があり、今回の動きもその延長線上にある。 中国の狙い 日米分断と地域的影響力の拡大 中国の狙いは、日米による対中抑止の枠組みを脆弱化させることにある。日米同盟は、アジア太平洋地域における中国の影響力拡大を牽制する要として機能してきた。しかし、トランプ政権の保護主義的圧力が日本に及ぶ中、中国は日本との関係強化を通じて、この同盟に亀裂を生じさせようとしている。輸入再開は、日本にとって経済的メリットが大きく、特に水産業界や地方経済への恩恵が期待される。これにより、一部で対中関係改善を求める声が高まることも考えられよう。 さらに、中国は東アジアにおける地域的影響力の拡大も視野に入れている。日本産水産物の輸入再開は、ASEAN諸国や韓国など、他のアジア諸国に対するメッセージにもなる。中国が日本との経済協力を深める姿勢を示すことで、地域内の対中包囲網を緩和し、経済的結びつきを強化する狙いがある。これは、米国が推進するインド太平洋戦略への対抗策としても機能する。 日本側の対応と今後の展望 日本政府は、今回の合意を経済外交の成果として歓迎する一方で、中国の政治的意図を慎重に見極める必要がある。輸入再開は日本の水産業界にとって朗報だが、過度な対中依存は、将来的な外交リスクを伴う。 繰り返しになるが、中国が日本産水産物の輸入を一部再開する背景には、トランプ政権の保護主義による日米間の亀裂を突き、日米同盟の結束を弱体化させる戦略がある。経済的インセンティブを通じて日本に接近し、地域での影響力を拡大する狙いは、中国の長期的な地政学的目標と一致する。日本としては、経済的利益を確保しつつ、中国の意図を冷静に分析していく必要がある。
2025.06.03
福島県のいわき信用組合(いわき市)で持ち上がった「架空融資問題」。5月30日に第三者委員会が調査報告書を公開したが、全243ページある中、「虚偽」という言葉が82回、「隠蔽」が104回という、中身的には真っ黒々というもので、SNSでは「半沢直樹の世界も真っ青」とネタにすらなっている。 不正融資は04年3月から昨年10月まで約20年、江尻次郎元会長ら幹部の主導によって行われたというだけあって、少なくとも1293件、総額247億7178万円が実行されたという。06年12月末時点の正規融資が約52億円だったというからその大規模ぶり分かるが、昨年秋の公表時点では「10億円超」ということだったので、その「隠蔽」体質の悪質さも伺える。 だから報告書での書かれっぷりもそうとうなもので、 「当組合の対応は、自ら積極的に事実関係を明らかにしようとするものとは真逆であり、意図して全体像を隠そうとしていると疑わざるを得ないおのである。」 などと、委員会も激をこだ。またその「隠蔽」ぶりを別に表すものとして、10編からなる調査報告書のうちの第3編は「調査中に発生又は発覚した調査遂行上の問題」とあり、つまりは調査の妨害や誤魔化しなのだが、これだけで38~56ページまでを要している。 さらにその中でも、一連の不祥事が発覚した24年10月末以後、不正を示すデータが入っているノートパソコンを持っているのが怖くなって自宅で「ハンマーにより破壊して処分」したといった件に至るや、SNSでは「気合が入っているな」と、これもやはりネタに。 また不正が明るみになるきっかけは、24年10月2日に「元信用組合職員」を名乗る投稿者が不正事案についての暴露を始めたため、というのもまた事実は小説より奇なりを地でいくサスペンスぶり。 一方で救いがないのが、12年の東日本大震災で同組合には公的資金175億円がつぎ込まれたことで、それで調子に乗って不正を続けた節が強いことだ。だがそれも退いて見れば、震災がもたらした1つの惨禍ということなのかもしれない。
酒井抱一は江戸初期の俵屋宗達、尾形光琳に連なる、いわゆる「琳派」の巨頭の1人。琳派は金銀箔や鮮やかな色彩、花鳥風月をモチーフとしたデザイン性で知られる、日本美術史に残る一派である。 姫路藩の世嗣・酒井忠仰の第4子という名家出身の抱一は画家・文化人である一方で尻焼猿人(しりやけのさるんど)――真っ赤なケツの猿という狂名で活躍していた。 当時20代前半だったこの大物と、一回り近く年上の蔦重との厳密な接点は不明だが、江戸の酒井家藩邸を拠点に、他の大名子弟のボンボンたちと遊び回っていた抱一が吉原で蔦重と接点を持ち、蔦重が赤良・橘州と抱一が同席する宴席を設けたとしても違和感はない。 こうして狂歌の3巨頭を独占するに至った蔦重のプロデューサー的手腕は、恐らく当時の他の地本問屋の発想の外であったろう。 同じ1785(天明5)年冬に刊行した『夷歌百鬼夜狂』は、江戸・深川でこの3巨頭を含む15人ほどの狂歌師が集まり、妖怪やお化けを題材とした百首を収めた狂歌本。「百物語」よろしく100本のロウソクを灯し、一首よむごとに1本ずつ消しながらよんだという。 翌1786(天明6)年の『吾妻曲狂歌文庫』は、狂歌師50人の肖像画を北尾政演が1人1人色鮮やかに描き、そこへ個々がよんだ狂歌1首を赤良が書き込むという百人一首を模した大型の豪華本。高価にも関わらず大ヒットとなった。その後も狂歌師を100人に増やしたバージョンも刊行し同様の売れ行きを見せるなど、狂歌本は蔦重の独り勝ちとなった。(つづく)
2025.06.02
野球評論家の佐野慈紀氏が首位争いを続ける「日本ハムファイターズの強さ」について語った。 佐野氏は「選手がかなり自信を持って試合に臨んでいるのがありありと分かります」と切り出す。 「新庄監督はパフォーマンスが派手な部分が注目されてましたが、彼の野球観ってすごくシンプルです。バッティングも守備も『基本に忠実』。それを指導者として選手たちにぶつけています」 野球で1番大切なことは「細かくいうとチームプレー。先の先の先まで目を配らないといけない。こういう感覚を監督が持っているチームというのは強いです」と佐野氏。 さらに「新庄監督は選手のいいところを伸ばそうとしている。例えば万波選手、センターでもいいが、彼の肩はライトが一番生きる。時間はかかりましたが、清宮選手を覚醒させたのも監督とスタッフの手柄だと思います」と絶賛した。 今年は新庄監督の胴上げシーンが見れるか。
2025.06.01









