【紀州のドン・ファン事件】積み重なる疑念と無罪判決という現実
2026/04/08
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もう少し栃木県絡みの話を。当時は下野でも狂歌が盛んに詠まれていた。蔦重が版元で編者を 南畝としてリリースした『新玉狂歌集』などの狂歌集には、下野の狂歌師の作品が数多く掲載さ れている。下野の商人たちと歌麿との間には、アーティストとスポンサーのような関係が生まれ たようだ。 近年、栃木県内の旧家などで歌麿の肉筆画が発見された。『女達磨図』『鍾馗図』『三福神の 相撲図』がそれ。さらに喜兵衛の叔父である善野伊兵衛という商人が歌麿にオファーし、完成さ せた大作が『雪月花』3部作だ。『品川の月』(1788年完成)『吉原の花』(1791~92年完成)『 深川の雪』(1802~1806年完成)の3点からなり、それぞれ縦150cm~2m弱、横約2.5m~3.4mと いう大判の作品である。 『品川』は品川の妓楼の座敷、『吉原』は吉原の大通りと引手茶屋、『深川』は深川の大料亭 の座敷に遊女や飯盛りなどの女性がそれぞれ19人、52人、26人も描かれた豪華な群像画だ。歌麿 の肉筆画の最高傑作とも呼ばれる。 この3部作は1879(明治12)年に栃木県内で善野家が公開してから海外に流出、『深川』だけが 国内に持ち帰られ、戦後に1度公開された後は長らく行方不明となっていた。2012(平成24)年 、『深川』は再び発見され、2017(平成29)年には米国に保存されている他の2点とともに138年 ぶりに3点そろって公開された。(つづく)
2025.10.06
自民党総裁選を制した高市早苗・前経済安保相。ついに「日本史上初の女性首相」が誕生する。その高市氏が総裁選で着ていた勝負服が青いスーツだ。 総裁選当日の高市早苗候補 出典:自由民主党公式サイト 実はこのスーツの「青色」、高市氏の格別な思いが込められている。高市氏が尊敬する政治家はマーガレット・サッチャー。1979年に「英国史上初の女性宰相」になったサッチャーが愛用していたのがウルトラマリンブルーのスーツだった。英国保守党のイメージカラーである。ウルトラマリンブルー(群青色)という名前は、かつてアフガニスタンから地中海を越えてヨーロッパに輸入されていた希少な顔料に由来する。英国王室公式色のロイヤルブルーも同系色だ。 英国議会で野党を論破するサッチャー首相 出典:マーガレット・サッチャー財団 もう一つある。高市氏は20代の頃に渡米し、パトリシア・シュローダー下院議員(民主党)の政策立案を支えるスタッフ(Congressional Fellow)を務めていた。 シュローダーといえば1987年の大統領選挙で、当時の民主党有力候補だったゲイリー・ハート上院議員が不倫スキャンダルで撤退した後、「米国史上初の女性大統領」を目指して出馬を模索した人物。 しかし、「ガラスの天井」は厚かった。出馬断念を余儀なくされたシュローダーは記者会見で図らずも涙を流す。その時に着ていたのがブルーのスーツだった。 出馬断念会見で落涙するシュローダー下院議員 出典:C・SPAN それから38年。サッチャーやシュローダーと同じ青色のスーツを着た高市氏が、ついに「日本初の女性首相」の座を掴んだ。 (北島純・社会構想大学院大学教授)
2025.10.06
海を買い占めオレンジを買い占めオレンジを海に投げ捨てる老大佐 木下俊介 この歌に出会って、僕は短歌をずっとやろうと思った。 父の他界と入れ替わるように、「やどりぎ」という短歌結社に入って歌を作り始めた。時あたかも2000年。50歳だった。十年くらいたって、福島泰樹師の結社「月光」の歌会に出席した。・・・僕が知っていた短歌と全く違う世界がそこにあった。全く歌がわからない。何をどう歌っているのか、さっぱり意味がつかめない。歌評も話していることが理解できない。 「俺ごときの歌詠みが来るところじゃなかった」。そう思った僕は、一年くらいは足を運ばなかったと思う。でも、なんとなく気にはなって、ぽつりぽつりと参加しては、ああ、やはりわからないと、またしばらくは休む。そんな繰り返しだったが、ある会に、上の歌が出詠されていた。 読んだ瞬間、雷に打たれたような衝撃が、僕の体を走った。海を買い占めることができる男、オレンジを買い占めることができる男。その男がしたことは、オレンジを海に投げ込むという児戯。すべての権力を手にしてしまった男の虚無。短歌ってなんと深いんだろう。 と同時に、あれ、俺、今までならこの歌に感応できなかったんじゃないだろうか。そう思うと勇気が出て、月光に毎月通う自分がいた。 この歌の作者は当時25歳。歌会の批評の鋭さには秘かに瞠目していた若者だった。
2025.10.06
自民党の総裁選挙が4日に投開票され、高市早苗前経済安全保障相(64)が選出された。初の女性総裁の誕生である。 他の候補者に比べて、景気対策にはっきりした口調で意見を述べていた明快さが、人気の理由で支持されたのだろう。 高市新総裁は、どうすれば経済を成長軌道に乗せ、失われた30年を取り戻せるのか、これまで日本中の誰にも分からなかった難問に立ち向かうことになる。 積極財政、即ち政府支出の増大による公共事業等で需要を増やし、景気を良くしようとするのは、景気対策として誰でも思いつく初歩的な対策だ。一方、高市新総裁は、金利については、「利上げはアホ」と発言しており、金利上昇は、景気に良くないという認識のようだ。 だが、インフレを抑制するには利上げは効果的なのだ。 筆者は、もしかしたら、高市氏は、「流動性の罠」英: liquidity trapという初歩的な経済用語を知らないのではないか?と思った。新総裁就任会見で、高市氏に景気対策を聞いた記者の質問にも出ていないので、マスコミも「流動性の罠」について認識していないようであり、彼らの取材源の財務官僚やエコノミストが問題にしなかったことを意味するのだろう。 流動性の罠とは、「景気刺激策として金融政策が行われる時、利子率が著しく低下している条件の下では、それ以上マネタリーベースを増やしても、もはや投資を増やす効果が得られないという状態のこと」 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)参照』であり、あまりにも金利が低いと金融緩和でお金を増やしても、投資に向かわず、投機にお金が流れていく状態であり、金融緩和や政府支出増大による景気刺激効果がなくなることを意味する。 日銀金利は、三重野康総裁の末期の93年に2%以下になって以降、今日まで2%を超えることは一度もなかった。これは世界の経済史においてかつてなかった実験的経済政策だった。そして、その頃から日本経済の成長は止まっているのである。 アメリカのFRB(連邦準備制度理事会)は、リーマンショックやコロナ対策で、一時的に超低金利政策を取ることはあっても、ある程度の時期が過ぎると、2%以上の金利に戻している。トランプ米大統領はそれが不満で、FRBを脅して低金利を指示していたことが伝えられる。トランプ米大統領の経済対策も高市新総裁と同じレベルなのだろう。 (青山みつお)
2025.10.06
先日、ニュースを見ていたら、リポーターが一人の市民に「ちなみに何時起きですか?」「ちなみにお昼は何を?」「ちなみに休みはいつまで?」などと聞いていた。 俺は気になったので、何回「ちなみに」と言うのだろうと耳を傾けていたら、3分ほどの間で10回以上使っていた。 ちなみに、これだけ使うのは多すぎると感じたので、聞かれた方も「ちなみに7時起きでした」「ちなみにお昼はカレー」「ちなみに休みは明日まで」と、わざと答えてやればよい。 ちなみに、「ちなみに」の漢字は「因みに」だ。 ちなみに、「因みに」という字は、囚人の「囚」に似ている。 ちなみに、さっきのリポーターがいつもの癖で、囚人に「因みに囚人ですか?」と聞いてしまいそうで怖い。 ちなみに、囚人も「因みに無期懲役です」と答えたりして。 ちなみに、俺は段々「ちなみに」の意味が分からなくなってきている。 ちなみに、誰か「ちなみに」の正しい使い方を知ってる人はいますか?
2025.10.05
クライマックスシリーズファーストステージが11日から始まる。 パ・リーグは2位日本ハムファイターズ対オリックスバファローズ(@エスコンフィー ルド)となった。 日ハム側のポイントは「もちろん、レイエスが打つかどうかなんですが、そこに連なる 清宮、万波がどういう風に躍動できるのか」(佐野氏)とレイエスを軸とした打線にリズ ムが生まれるかどうか。 一方、オリックスは「ソフトバンクに巻き返したい、一矢報いたいという気持ちでしょ う」と佐野氏。シーズン最終盤ではこれまでの〝お得意様〟扱いを吹き飛ばすように、ソ フトバンクに対して敵地での4連勝を飾った。日ハムとは五分(12勝12敗1分け)だ けに、勢いに注目だ。
2025.10.05
さて、千代田区都議選に当選したさとうさおり氏は7月4日千代田区議会の最終日に「当選 のあいさつ」と称して区議の下を訪問している。その時に発生した些細なアクシデントが さとうさおり氏のYouTube動画のエサにされてしまう。さとうさおり氏は小枝すみ子区議 の許可を得て会派室を訪問したのだが、小枝氏との面談後に許可なく他の会派室への訪問 を行おうとした。そのひとつが国民民主党会派の田中えりか区議の部屋だった。田中えり か区議は事前のアポイントも事務局からの連絡もなかったことから在室はしていたものの 面談を断った。田中えりか区議のSNSでの説明によると、執務中に閉まっている扉をノッ クとほぼ同時に唐突に開けられたことによって動揺させられ、その行為が非礼だと感じた こと、更に、その日は区議会の本会議やら国民民主党の党務やらでスケジュールがひっ迫 していたことをその理由だとしている。一方、面談を断られたさとうさおり氏の怒りは収 まらない。都議と区議は主従関係にはないが、都議が区議に対しヒエラルキー的に上位だ と勘違いしていたのかもしれない。さとうさおり氏は「議員ってそんなに偉かった?」と いうYouTube動画を公開し田中えりか氏によって嫌がらせをうけた被害者の体を装い発信 した。この動画は多くの切り抜き動画もつくられてYouTube上で拡散した。田中えりか区 議を攻撃する動画がバズったことに味をしめたと思われるさとうさおり氏はその後も「公 権力の使い方が酷すぎる。【党本部•都連・議員の圧力】」という動画も公開。田中えりか 氏だけでは物足りなくなったのか今度は国民民主党までも攻撃しだした。問題の原因はさ とうさおり氏によるアポなし訪問であるにも関わらず区議による嫌がらせだと論点をすり 替えて対立軸を誤魔化す。さとうさおり氏による歪んだ発信によって田中えりか区議への SNS上での誹謗中傷はエスカレートする。田中えりか区議のYouTubeやインスタグラムは さとうさおり氏の発信により煽られた人たちからの攻撃に晒されコメント欄を閉じざるを 得なくなった。田中えりか区議はSNSで自身に投げつけられる心無い一方的な数々の非難 を目にするようになる。中には犯罪を想起させるようなコメントも見受けられ身の危険を 感じるようになり7月10日になって止む無く警察に相談している。併せて、田中えりか区議 の議員控室には安全上の配慮としてインターホンが設置されるに至った。 さとうさおり氏がここまで執拗に田中えりか氏を攻撃するのは単なる個人的な恨みから なのか、それともYouTube動画がバズったのでその報酬に目が眩んだのか、それとも他に 何か理由があるのか。 現在は公人であるさとうさおり氏が教唆扇動などの危険を冒してまで田中えりか区議を 執拗に攻撃しているのには政治的な別の思惑があるという話が実しやかに聞こえてきた。 実は、さとうさおり氏を陰で焚きつけている人たちがいるという。かつて小池百合子都知 事が言っていたが、未だに千代田区議会には「黒いネズミ」がいるようだ。(つづく) (紅 良作)
2025.10.05
『ソーゾク』は、喜劇か、はたまた悲劇か。まあこれは観る人によって意見は分かれるところであろう。所詮他人事と思っている人は間違いなく喜劇としてこの映画を観るだろうし、相続問題に直面したところでこの映画を観る人にとっては自分の置かれている立場を考え併せ、〝これは悲劇としか言いようがない〟、と思うであろう。この映画は観る人によってなんとでもその印象は変わってくるに違いない。それがこの映画の特長ではないかと考える。観る人によってその評価、そして観方が違うのだ。そしてそれらすべてが正解なのである。融通無碍というか縦横無尽というか、そんな映画なのだ。懐が深い映画と言い換えてもいいかもしれない。 コメディかトラジディか、それはともかくこの映画の神髄はエキスパートもうならせるだけの徹底した根拠があるということに尽きる。根拠というのを法的裏付けと言い換えてもいい。これが全編にわたって横溢している。これがこの映画のレピュテーションを決定付ける。こんなことを書けばいかにも難解な小難しい映画のように感じるかもしれないが、全然そんなことはない。まずは、コメディかトラジディか、というところから入っていくのだから。観る者は自然と相続問題における法的しばりを実感していく。そう、相続問題というのは法律にがんじがらめになっているのだ。針の穴のような小さい部分まですべて法律というものが入り込んで関係者を縛りあげる。 監督で脚本も書いた藤村磨実也もその実態を描こうとしたのだ、と筆者はみた。それをこんなエンタメに仕上げたのにはさすがといわざるを得ない。 エンタメと法律、この二律背反のような存在の中心に立ったのが、松本明子演じる〝相続診断士〟である。松本はこの役でいい味を出している。終始苦笑いのようなあいまいな表情を浮かべ、時にはおいしい話をし、かと思えば、法律に則った冷酷な話をする。松本の一言一言で当事者たちは一喜一憂する。これがテンポよく続くのだ。実におもしろいんだなあ、これが。映画全編に横たわる相続問題に関わる法的根拠は専門家も頷かざるを得ない。これがあって『ソーゾク』は刹那的なエンタメで終わらない強い存在意義を持ってくる。 エグゼブティブプロデューサーの関顕嗣はいう。 「松本(明子)さんは、今、空き家問題にも取り組んでいるそうです。演技に説得力があるのは芸能活動の外でそのような社会問題にも積極的に取り組んでいるからかもしれません。いい演技を見せてくれました」。 もうひとり忘れてならないのは、特別出演の布施博である。布施がどんな役で登場するかは観てのお楽しみ。ヒントをいっておこう。布施の登場シーンは実は多くはないが、この映画の法的根拠というややこしいシロモノをけれんみのない達者な演技で体現してくれている。それを布施はまるで肩ひじ張らず語りかけるんだな、円熟の演技としか言いようがない。説得力あるんだ、これが。 「本当に他人事じゃない〝相続〟。いつこの問題が勃発するかだってわかりません。その時のためにこの映画を観ておいた方がいいですよ。この先、パート2、パート3の構想も温めています」(前出 関)。 『ソーゾク』公開は10月17日。今からでも遅くはない。今すぐあなたが手に持っているスマホから公開日の席を押さえた方がいい。いつやってくるかわからない相続問題に直面したときに、〝しまった、あの時『ソーゾク』を観ときゃよかった〟なんて後悔をしないために。(文責 廣田玉紀[ひろた たまき] 敬称略)
2025.10.04
2025.10.04
クライマックスシリーズファーストステージが11日から始まる。 パ・リーグは2位日本ハムファイターズ対オリックスバファローズ(@エスコンフィールド)となった。 日ハム側のポイントは「もちろん、レイエスが打つかどうかなんですが、そこに連なる清宮、万波がどういう風に躍動できるのか」(佐野氏)とレイエスを軸とした打線にリズムが生まれるかどうか。 一方、オリックスは「ソフトバンクに巻き返したい、一矢報いたいという気持ちでしょう」と佐野氏。シーズン最終盤ではこれまでの〝お得意様〟扱いを吹き飛ばすように、ソフトバンクに対して敵地での4連勝を飾った。日ハムとは五分(12勝12敗1分け)だけに、勢いに注目だ。
2025.10.03










