連載•小説
総理大臣を断った 香村 後藤田さんの晩年には、彼を総理大臣に押し上げようという勢力というか、動きが一部にあった? 平沢 そりゃありました。ありましたけど後藤田さんが断った。それは間違いない。リクルートなど、いろいろと事件が続いたことから、後任が決まるまでピンチヒッターとして後藤田さんに出てもらえばいいんじゃないかということだったんです。それで荒療治して、落ち着いたら、今度は常識ある政治家のもとで国の改革などに取り組んでもらうということだったんですがこれダメだった。後藤田先生がピンチヒッターを断ったからです。年令が行き過ぎていたからかな。伊東正義先生に何か言われたんですかね。 香村 どちらも政治改革運動で力を尽くされたわけですけど。後藤田さんは、晩年は結局体を壊されて、入退院を繰り返したみたいですね。 平沢 私もよく話に行きましたが、お亡くなりになる直前までものすごくお元気でした。ご家族に聞いたら、人間ドックということで入ったにもかかわらず出てくる時は亡くなっていた。関係者の責任だと思います。なんでこれを問題にしないんだって聞いたら、歳が歳だからって。 香村 訴えられました? 平沢 しなかったようです。 香村 そういうのはオープンになってますか? 平沢 オープンになってるかどうか、私は知りません。ご家族は問題にはしないって言ってました。
2025.06.23
6月27日からレギュラーシーズンが再開する。オールスターをはさみ、セ、パ両リーグともに大事な夏の戦いへと突入する。 佐野氏はまずパ・リーグの注目ポイントとして、ソフトバンクホークスの名前をあげた。 「やっとホークスが調子が上がってきたという感じですね。実績のあるチームですから。ほかのチームがこの勢いをどうやって、削いでいくのか。パ・リーグはそこが鍵となるでしょう」(佐野氏) 一方、セ・リーグについては各チームの「先発投手陣がカギになる」とした。 「セ・リーグはこの交流戦で先発投手が結構打たれているので、その整備をできるチームがレギュラーシーズン勢いついてくるかなと思います」と佐野氏。 優勝争いに残っていくのはどのチームとなるのか。
2025.06.22
歯の移植はあっという間に終わった。ハッという間の方が歯らしくていい位、すぐに終わった。 しかし、そこからが大変だった。完全に固定されるまで2ヶ月ほどかかる為、移植した側で物を噛めない。食べ物が少しでも当たると歯が揺れてしまい、口内で小さな地震が発生しているようである。食事の度にびくびくする為、柔らかい物を食べれば被害も最小限で済むと、米、パン、麺類、豆腐、を主食にした。 そんな中、ランチパックを食べたら、パンの角が当たって歯がグラついた。みんな覚えておいて欲しい、ランチパックの角は想像以上に鋭利だ。気をつけろ! ちなみに、この期間に差し入れで、歌舞伎揚げを頂いた時には、口内に緊急地震速報が出て歌舞伎揚げから批難した。 そんな経験があって以来、二度と虫歯になりたくないと思った為、爪楊枝を使うようになった。 あれ以来、俺が虫歯になってないのはそのおかげだと、今では爪楊枝がなくはならない存在になっている。
2025.06.21
ドジャース・大谷翔平が23年8月23日レッズ戦以来、663日ぶりに投手として復帰マウンドを飾った。 現地6月16日(日本時間17日)の本拠地で行われたパドレス戦に登板。記念すべき初級はタティス・Jrに投じた157キロのツーシーム。2番アラエスの打席では最速161キロをマークとアドレナリン全開の様子を見せた。変化球も上々の切れ味。1回28球を投げ、2安打1失点だったが、投球内容は十分に合格点と呼べるものだった。 登板前、佐野氏は「シュミレーション投球を見ていると、状態は悪くないと思います。内容うんぬんよりも、投球のあと。体の張りやそういうものをクリアできるか」と課題を指摘。「9月に80球から90球投げればOKでしょう」と〝投手・大谷〟の合格点を設定した。 一方、打棒にはどう影響するのか? 佐野氏は「僕はあまり気にしていませんよ」と笑う。 「みなさん、勘違いしているかもしれませんが、彼は1番バッターなんですよ。本塁打も35本打てれば、もう満点です。最近の打席を見ても、大谷選手は闇雲に本塁打を狙っていない。そういう柔軟性が彼にはあります」 大谷フィーバーはさらに加速しそうだ。
2025.06.20
戦争を防ぐ後藤田さんの業績 香村 後藤田さんの業績はどういうことがあげられますか? 平沢 戦争を防いできたこと。戦争をしないために、中国などとの関係改善に努めてきた。これにはいろいろ見方はあるでしょうけど、戦争は絶対にさせてはいけないという考え方を海外のリーダーにまで染み通らせたということは大きな業績です。あとは役人の皆さん対しては、お国のために仕事をするということはどういうことかを教え込んだ。そういうことじゃないですかね。 香村 後継者としては、河野洋平とか、細川護熙とか、さきがけの武村正義とかを非常に期待したというようなことも伝えられていますけど。 平沢 この人と決めた人はいなかったんじゃない。 香村 ただ後藤田さんが期待をかけた政治家というのは、やっぱりいたんでしょうね。 平沢 そうですね、その後藤田さんの碑が徳島にできたんですよ。後藤田さんの生まれた村のすぐ近くに。後藤田さんを偲ぶ公園ができた。ご遺族の意向も受けて作られた屋外の公園は、後藤田記念公園みたいで、そこに後藤田さんと奥さんの大きい写真が四六時中展示してあります。その時(開園式)に私も行ってびっくりしたんですけど、私なんか20番目、30番目くらいの序列で挨拶か紹介はあるのかなと思ったら、私が代表挨拶でした。
2025.06.19
田沼意次は利根川水系の大規模な開発にも着手した。印旛沼、手賀沼を干拓しで新田開発を推し進め、かつ双方から江戸湾、検見川に通じる水路を掘り、排水による洪水のコントロールを図った。 しかもこれらを幕府の財政のみならず大阪ほか大手商人たちの資金を活用するという、当時としては先進的な手法を取り入れている。こうした商人との連携を深めるため、株仲間の公認を推し進めている。 ペリー来航(1853(嘉永6)年)の80年近く前に進めていた開国政策も、田沼政治の先進性を伺わせる。工藤平助の『赤蝦夷風説考』を参考にロシアの南下政策に対応。蝦夷地を幕府の直轄地として開発し、ロシアとの交易の拠点とする計画を立てていた。 加えて長崎貿易を強化してその収益を幕府財政に取り入れるほか、俵物や銅などの輸出を奨励し、中国・オランダとの貿易を活性化させようとした。また純度の高い銀貨を鋳造することで、金銀の交換比率の安定を目指した。 もっとも、こうした大規模で先進的なプロジェクトの受注、あるいは株仲間の許可を得るための商人たちの動きが、田沼政治の代名詞でもあるワイロの横行につながった、というのが定説である。 田沼意次を積極的に推し進めたこれらの斬新な施策は、しかしことごとく頓挫することになる。理由は天災と政争だった。(つづく)
2025.06.19
昔は、食堂にある爪楊枝を見る度に、一体いつ使うのだろうと思っていた。歯に物が詰まる経験を殆どしたことがなかったからである。 所が今、47歳になって爪楊枝はなくてはならない存在になっている。というのも、数年前に俺は虫歯で歯を抜くことになったのだが、その際に、インプラントまたは入れ歯という選択肢を迫られ、前者は金銭面で厳しく、後者は年齢面で恥ずかしく、はてどうしようかと悩んでいた所、歯科医の口から「では、歯を移植しますか?」という奇妙な提案を受けたのである。 「奥歯に親知らずがあるので、それを移植します」 聞けば、まず俺の虫歯を抜く、続けて親知らずを抜き、それを空いた穴にはめる。要は手術である。治療費は安く、自分の歯を移植するため噛み合わせもさほど悪くないという。 俺は即座に「やります!」と返答した。歯の移植をした人というのを聞いたことがなかったので、なんだか選ばれし者のような気持ちになったからである。 (下につづく)
2025.06.18
交流戦も終盤に突入したが、セ・リーグの元気がない。17日試合前の交流戦の順位は上位はすべてパ・リーグで、かろうじて6位タイに広島と中日がランクインした。 野球評論家の佐野慈紀氏は「何試合か見たんですけどね、セ・リーグの各チームが受け身になっているんですよね」と指摘する。 その最たるものとして、15日に行われた広島ー日本ハム戦を例に挙げた。 序盤7点の大量リードしていた広島だが、最後には逆転負けを喫した。 「チームに全然余裕が見れなかったのを感じましたね。力の差はないんです。単に気持ちが受け身になっているだけなんです。ネガティブな気持ちが出ている」 佐野氏は投手陣が積極性を失っていると見ていて「勝っているんだから、どんどんといいボールを投げ込んでいけばいいんですよ」と7点差を追いつかれた広島投手陣には強気の気持ちが必要と檄を飛ばした。 最後は〝セの意地〟を見たいものだ。
2025.06.18
インド館を出た俺と母は、すぐ隣にあるインドネシア館へ向かった。 入場口では名産のコーヒーが配られており、 「タダで飲めるん!」 と母がダッシュで食いついた。先ほどゲートで、缶類持ち込み禁止だと知らずに缶コーヒ ーを没収されてしまった母は、 「もう一杯もらえますか?」 と取り返さんばかりの勢いでおかわりをした。もう母の中ではこれが万博のゴールだった のではないかというほどテンションがあがっていた。 その後は、オーストラリア館、ポーランド館、ハンガリー館など、閉園まで計11箇所を まわった。 「制覇したで~!」 と母と会場を後にしたが、 「パビリオンは計180以上もあるで」 と俺が言うと、 「あと何回来たらええねん!」 と母は笑った。俺も母も楽しみがまた一つ増えた。 そういえば、閉園間近に土産物売り場で二人共「ミャクミャク扇子」を買った。俺は落語 、母は日舞をやっているので、今度どこかの舞台で使いたいと、帰り道、盛り上がった。
2025.06.17
今週は予定を急遽変更して、いま上映中の映画の紹介を(何しろ僕も1分くらい出ているものでwww)。 かつてアーチャリーという名で知られた麻原彰晃の3女、松本麗華のこの6年間を追いかけたドキュメンタリーで、監督は長塚洋。死刑やオウム真理教をテーマに撮っている人だ。 映画のチラシには「娘なことは、罪ですか?」とある。彼女はその属性ゆえに、小中学校に入れず、合格した大学からは入学を拒否される。銀行口座も作れない。そんな中で懸命に生きることを模索する。弟を殺された被害者と話し、その対談本を出したり、父の故郷を訪ね初めて親戚に会うが、3時間余り話した後、涙ぐむ(このシーンはジンとくる)。かと思うとボディビルの大会に挑戦したり、沢登りに勤しんだり。 我々が知らない彼女がこの中にいる。 6月22日までは新宿ケーズシネマ。7月5日から横浜シネマリン、11日から「あつぎのえいがかんkiki」をはじめ順次全国で。
2025.06.16







