政治•経済 社会•事件 自転車飲酒運転 摘発強化 2025年は免停が前年比65倍
自転車飲酒運転 摘発強化 2025年は免停が前年比65倍
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2026/04/06

 「飲んだら乗るな」――。酒を飲んで運転してはならないのは、自動車だけではなく自転車も当然だ。自転車の飲酒運転をして車の運転免許の停止処分を受けた人が2025年は1507人に上り、前年の23人から65倍に急増したことが、警察庁のまとめでわかった。2024年11月施行の改正道交法で罰則が新設されたことを受け、全国の都道府県警察が、「自転車で飲酒運転をする人は自動車の運転でも著しい交通の危険を生じさせる恐れがある」と認定し、免停処分とするケースが増えているという。

▼大阪が最多で502人

 2024年11月施行の改姓道交法では、自転車の運転でも自動車と同様に、呼気1リットル当たり0・15ミリグラム以上のアルコールが検出されたら、酒気帯び運転として刑事罰を科すとした。罰則は車と同じで、3年以下の拘禁刑または50万円以下の罰金だ。

 この改正法施行に合わせて、警察庁は全国警察に対して自転車の飲酒運転の摘発強化を指示。著しい交通の危険性を生じさせる恐れがある「危険性帯有」として、6か月以内の免停にする処分を相次いで下している。

自転車の飲酒運転での免停処分者は、特に都市部で目立ち、大阪府が最多の502人、東京が254人、奈良が123人と続いた。

▼飲んだら乗るな

自転車の飲酒運転によって、歩行者がはねられて死傷する事故は過去にも起きており、数千万円単位の損害賠償を求められる民事訴訟に発展したケースもある。

自動車に比べると「凶器」になりえる可能性は低いとはいえ、自転車も歩行者にとって危険なのには変わりはない。

「自転車くらい」。そういう甘さは悲惨な事故を引き起こしかねず、油断は禁物だ。酒を飲んだら運転してはならない。当たり前のことを肝に銘じる必要がある。(桜田亮) 

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