2026/04/05
卓球Tリーグの男子の決勝を代々木競技場第二体育館へ見に行った。木下マイスター東京と金沢ポートの対戦。会場には平日にもかかわらず約2500人の観衆が詰めかけた。驚いたことにアウェイである金沢ポートの応援が凄まじい。イヤホンで解説を聞きながら観戦していたのだが、解説者も金沢ポートのホームと勘違いするほどの盛り上がりだと言っていた。周りを見渡すと木下マイスター東京側のスタンドにはチームカラーのTシャツやユニフォームを着た人があまりいない。なんとなく見に来ただけのような冷めた雰囲気なのが東京らしい。熱狂的な人はほんの僅かだった。対する金沢と言えば2年前に能登半島地震の被害を受けた被災地だ。そう言えばかつて仙台を本拠地とするプロ野球の楽天イーグルスが東日本大震災から2年後に優勝したことがあった。熱血漢である星野監督が率い、絶対的エースの田中将大選手が無双の大活躍をみせての日本一に東北が大いに盛り上がった。金沢ポートも同じような状況を目指して来たのだろう。
さて、試合はと言うと悲しいことに木下マイスター東京の3-0の圧勝。空気を読めよ、と心の中で思っていた観客も多いだろうが、そこは流石に卓球の国内最高峰リーグ。容赦なく金沢ポートを沈めた。試合後、MVPに選ばれたのは木下マイスター東京の不動のエースで今シーズン負け無しのリン・ユンジュ選手。リン選手のヒーローインタビューが始まった。
司会者「素晴らしい今シーズンの締めくくりの試合になりましたね」
リン選手「、、、」
司会者「今日の試合を振り返ってどうですか」
リン選手「、、、」
ここで気がつく。言葉が通じない。リン選手は台湾から助っ人選手だから日本語を話せないようだ。これは困ったぞと会場がそわそわする。そこに救世主が現れる。なんと、通訳を買って出たのは監督のワン・カイ氏だ。司会者が聞いてリン選手が答えてワン監督が通訳するへんてこなトライアングルが完成。心無しかリン選手の回答よりワン監督の日本語訳の方が長い気がしたがそこは御愛嬌。
ところで、ハーフタイムショーに意外な歌手が登場した。麻倉未稀さんだ。歌ったのはもちろんヒーローである。あれれれれ?この曲、ラグビーの神曲じゃないの?麻倉さん、かのスクールウォーズから40年、ラグビーから卓球にトライ!
(坂本雅彦)
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