2026/01/12
少子化は日本に限ったことではない。先進国の多くが少子化に悩まされている。アメリカも例外ではない。2023年のアメリカの合計特殊出生率は1.6%となり44年ぶりの低水準となっている。ちなみに日本の2023年の合計特殊出生率は1.2%となっておりアメリカどころの騒ぎではないのだが。日本の出生率の低さは国民の所得が低すぎるからであるが、政府は度重なる増税とデフレ政策を改めることなく続けて、気が付けば30年も経過してしまっていたのだからその責任は政府だけではなく国民の側にもある。
では、アメリカがなぜ少子化に陥っているのかというと、育児環境と経済的な問題にあるといえよう。まず、アメリカでは育児休暇が12週間しか取れない。その育児休暇を取得したとしても無休であることが普通でノーワークノーペイの思想が浸透している。アメリカは公的な子育て支援を提供せずに出生率が高いことを評価されてきたというがそれは違う。アメリカの出生率はイギリスやドイツと同レベルであり、日本やイタリアや韓国と比較して高いというだけのこと。出生率が2.0を下回っているのだからアメリカも正真正銘の少子化国なのである。アメリカの商家の原因は公的な育児支援がないからだけではない。教育費が高すぎることもネックとなっている。アメリカは対GDP比で7%以上という世界有数の教育費を計上している。平均値は5.7%であるが日本は5%となっており世界の平均値以下である。特に領事教育に関してアメリカはこの膨大な公的な教育費とは別に約23%の家計負担を強いられてる。ただ、日本はそれどころではない。日本の幼児教育の国民負担は56.6%となっており半分以上が自己負担である。日本は所得が低いうえに教育負担も大きいとなると出生率が上がることは貴台できない。さらにアメリカの少子化の原因とされているのが10歳か12歳くらい(州によって事情が異なる)になるまで子供独り歩きを禁じる規定がある。子供だけでの留守番もNGだ。親が送り迎えをするしかないのだが、仕事の都合で無理なときはカーライダーやアフタースクールなどに依頼するするしかない。アメリカでは子育てに多くの時間と労力を必要とすることから少子化が進んでいると考えられる。とはいえ、アメリカは比較的裕福な国で所得も多いことから日本ほど少子化が進んでいないのだろう。日本の少子化問題は経済的な問題であり、政府が緊縮財政措置を長年にわたって続けてきたことの結果である。高市内閣の誕生がその転換期なればと期待する。(坂本雅彦)
TIMES
政治•経済





