2024/11/25
中国人からの連絡 ~ 新宿区で起きていた殺人未遂事件
10月の終わり、それまで長い間音信不通だった中国人の男から連絡があった。この男は、かつては日本にいたが、今はいない。その電話も国内からではなかった。香港だという。
「昨日の朝起きた、新宿の病院の事件、ご存じでしょう?あの犯人、マオっている男ですよ」。
スマートホンの向こうから、挨拶抜きの声が聞こえる。最初はなにを言われているか判らなかった。事件?新宿の病院?あわててネット上で古いニュースを検索してみた。今は便利な時代だ。5年くらい前の記事ならば、直ちに出てくる。なるほど、出ている。
病院理事長が首を刺される 男が逃走
25日午前7時20分ごろ、東京都新宿区市谷山伏町の病院駐車場で「血を流して倒れている人がいる」と通行人から110番通報があった。警視庁によると、男性(67)が首の後ろ2カ所をいきなり刃物のようなもので刺されたが、命に別条はないという。現場から男が逃走したといい、同庁は殺人未遂事件として捜査を始めた。
牛込署などによると、男性はこの病院の理事長で、逃げた男は40~50代で身長170センチぐらい。黒っぽい色の服を着ていた、と話しているという。
現場は都営大江戸線牛込柳町駅から約200メートルの住宅街。(朝日新聞2019年10月25日付記事)
事件については、まったく見過ごしていた。男から言われて初めて知った。
ところで、この男は、なぜ、この事件の下手人がマオなる人物だということを知っているのか。記事にはマオのマの字も出ていない。
さりとて、男がマオなる人物が病院理事長殺人未遂事件の犯人ということを伝えるためだけにわざわざ電話をしてきたとも思えない。
「マオはね、かつてクリミナル・グループにいました。親がグループにいて、それでマオも自然とグループの一員となっていました。マオですか?今、香港ですよ、そう、病院の人(被害者)、殺し損なってすぐにこっちに逃げてきたのです」。
電話をかけてきた男は、日本にいるときはクリミナル・グループにいた。この男が言うように、マオといわれる人物もクリミナル・グループにいたというのならば、この男が警察などよりも全然早く殺人未遂事件の犯人を把握しているというのもうなづける。
そして、電話の男は、最後にとんでもないことを口走った。
「マオはね、世田谷(一家殺人事件)の犯人ですよ。その時、マオは、まだ未成年でした」。
男はこのことが言いたくてわざわざ香港から電話をしてきたのだった。
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