政治•経済 連載•小説 独走スクープ連載 『我が国の砲身はどこに向けられているのか』~知られざる防衛前線を追う~ 第3回
独走スクープ連載 『我が国の砲身はどこに向けられているのか』~知られざる防衛前線を追う~ 第3回
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2025/11/22

高市政権が支持率が高い今現在にここぞとばかり防衛費を増大させてきていることはもう誰もが気付いている。A国に媚びを振りまきながら藪にらみの眼でC国を睨み付けながら、『自民党は20日、防衛費の対国内総生産(GDP)比2%以上への増額を視野に、国の外交安全保障政策の基本方針となる「国家安全保障戦略」など安全保障関連3文書の前倒し改定に向けた議論を始めた。(朝日新聞11月20日付記事より抜粋引用)』のである。何をかいわんや、である。まるで昭和12年ごろの新聞記事を読んでいるようである。要は今の我が国はそんな状態ということが言いたいのだが、そこで当連載記事の主役である青森県下北郡の砂丘地帯、〝猿ヶ森〟である。

前回、ここ猿ヶ森にある防衛施設庁弾道試験場(下北試験場)の周辺土地が今年に入ってにわかに動き出した、という奇ッ怪な情報を報じた。どうやら現地ではこの動きが日を増すごとに増長しているようなのだ。

「そうだねえ、高市ってあの女性の総理大臣になってから「(土地を)売ってくれ、売ってくれ、っていう人があちこち出てきたんだなあ。昨日なんか三軒先の××サンの所になんだか手土産みたいなのたくさん持って、「土地を売ってくれんか」という人が来たぞ。××サンも猿ヶ森の〝ミサイル基地(※猿ヶ森の地元住民の多くは下北試験場のことをこう呼ぶ。同試験場で新型爆弾の実験をしていることからこのような名前が付きやがて定着したものと思われる)〟脇の土地を先祖代々より与かっている(所有している)だからな」。

こういうのは前出の地元農家である鰐淵得二郎(仮名)だ。高市政権になってこの手合いが増えてきたらしい。鰐淵は「こんなことは百年前からなかったことだ、たまげたなあ」などとのんきらしく話すが、この土地購入希望者が防衛省外郭団体関係者を名乗っているというからことは重大と見なさざるを得ない。この猿ヶ森における誠に奇妙な動きとは何か。一方で国会では防衛費増大という聞き捨てならない動きが白昼堂々と行われ出した。

そうこうしているうちにこんなインフォメーションが入ってきた。

『長射程ミサイル量産にともなう弾薬庫新設についてはすでに予算化されているけれども実際に新設完成にいたった施設はない。この予算を別の事業計画に廻すことを防衛省は考えている』。というものである。

ほう、弾薬庫を造っていくという計画があるのか。それが全国62棟だというのである。ただ、それはどれひとつできていないというのか…。なるほどね。

感心している場合ではない。このインフォメーションがもたらしたインスピレーションのベクトルは猿ヶ森に向いていた。(つづく。敬称略)。フリーランスライター 廣田玉紀

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