政治•経済 トランプ政権の保護主義を利用して途上国に接近する中国
トランプ政権の保護主義を利用して途上国に接近する中国
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2025/10/11

無論、途上国と一口いっても、そ政治的立場対外戦略は大きく異なる。しかし、今日国際政治経済共通して見られる潮一つは、米国対する懐疑心高まりある。特ドナルド・トランプ政権掲げた「アメリカ・ファースト」政策進められた一方的な関税措置保護主義的な通商政策は、自由貿易体制恩恵求める多く途上国とって不安要因となった。自国経済発展輸出国際投資依存する国々とって、米国市場へアクセス制限されることは大きな打撃あり、結果として米国対する信頼は揺らいいる。

こうした状況巧み利用している中国ある。中国は「自由貿易守護者」自任し、国際舞台米国保護主義批判しなら、自らはグローバル化推進する立場強調してきた。実際、中国は「一帯一路」構想通じてアジア、アフリカ、中南米など上国と経済的な結びつき強めており、インフラ投資資金援助通じて影響力拡大している。トランプ政権下米国消極姿勢は、結果的中国とって途上国へ接近余地広げることったといえる。

途上国多くは、グローバル・サウスと呼ばれる新興勢力として国際政治発言力高めたいと考えている。そうした思惑米国自国中心経済政策押し出す一方、中国自由貿易多国間協力守ろうとする姿勢は途上国魅力的映る。もちろん、中行動は債務依存政治的影響力強化など警戒すべき側面もある、少なくとも短期的は「米国よりも協力的なパートナー」と受け止められること少なくない。

また、トランプ政権期は国際機関おける米国存在感後退したことも、中国台頭後押しした要因ある。米国世界貿易機関(WTO)国連関連機関へ関与弱める中中国は積極的途上国取り付け、自国主導ルール形成進めている。途上国とっては、従来国際秩序中心だった米国後退する一方、新たな選択肢として中国浮上している構図だ。

総じて言えば、トランプ政権保護主義は、結果的中国途上国関係強化する絶好機会生み出した。自由貿易理念逆手取り、自国影響力広げる中国動きは、今後も国際秩序構図大きな影響与えるだろう。途上国よう米中両大国と距離感調整していくかは、グローバル経済安定性とって極めて重要な課題ある。

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