政治•経済 社会•事件 希望の保育所に入れない「隠れ待機児童」減らず 保育所の確保が
希望の保育所に入れない「隠れ待機児童」減らず 保育所の確保が
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2025/10/02

希望した保育所に入れない「隠れ待機児童」が後を絶たない。入所を希望しても保育所などに入れない「待機児童」数は2025年4月時点で2254人(前年比313人減)と、8年連続減少となったが、隠れ待機児童は6万4489人と依然として多い。子育てをする労働者にとっては、安心して希望する身近な保育所に預けられることが重要であり、こども家庭庁や自治体は隠れ待機児童の解消に向けた取り組みを急がなければならない。

隠れ待機は6万人超

減少が続く待機児童数は、ピーク時の2017年の1割以下にまで減り、市区町村の約9割の1530自治体ではゼロ人となった。保育所の整備が各地で進んだことに加え、出生数の減少も大きな要因となっている。待機児童が大幅に解消している現状からは、国の施策に一定程度の効果があったとはいえるだろう。

 だが、隠れ待機児童は大きな課題で、ここ数年は6万人以上と高水準で推移している。仕事を抱えながら保育所の送り迎えに通う保護者からすれば、安心して預けられる希望する保育所が身近に必要なのは当然である。出産後、これから働こうという求職者にとっても、保育所の入所の見通しがたたなければ、安心して求職活動にも励めないはずだ。

■両立支援の推進を

隠れ待機児童も含め、待機児童の解消が進まない自治体では、保育士の人材確保が原因となっている地域もある。保育士を確保するため、待遇改善も不可欠だ。

国や自治体は、各地域の実態を踏まえて保育サービスを向上させ、隠れ待機児童の解消を図る必要がある・

一方で、育児休業の取得が進む中、保育所に預け始める年齢が遅くなれば、保育士の負担軽減にもつながる。国や自治体任せばかりにするのではなく、企業側も従業員の子育てと仕事の両立支援に向けた積極的な対策を推進していくべきだ (桜田 亮)

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