社会•事件 連載•小説 スマッシュヒットの予感 映画『ソーゾク』 これを観ないで死ねるか ライバルは『国宝』① 月刊タイムスon-line独占企画
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2025/09/29

試写会で観て、これはウケると確信した。10月17日公開予定の『ソーゾク』という映画である。ソーゾク、つまり相続のことである。相続がテーマの映画なのである。相続などというと、たいがいの人は、〝オレ(もしくは、わたし)とは関係ないことだ〟と思われることだろう。筆者も観るまではそう思っていた。〝相続問題と言ったって、そりゃ莫大な財産を持っている者の専売特許だろ。犬神家の一族じゃあるまいし(※これ、伏線。映画の中にこのフレーズが出てくる。ん?と思ったら絶対に映画を見るべし)、財産などこれっぱかりもない自分の問題じゃないね〟と、こう勝手に思い込んでいたのだ。

ところがさにあらず、この映画を見て、〝こりゃ他人事じゃないぞ〟と〝相続問題〟がいきなりわが身に迫ってきたのである。

映画製作側としては観る者にこのように思わせたら、それは目論見通りであろう。『ソーゾク』エグゼクティブプロデューサーの関顕嗣氏はいう。

「相続問題というのは決して資産家だけに起こることではありません。誰でも身内に不幸があった時、必ず起きるものなんです。この映画ではまずそれを知らしめたかった。私にしてもこの映画の製作にたずさわる前は相続問題など自分には関係ないことだと思っていました。しかし、今では自分も相続問題は避けられないことなんだ、と確信するようになりましたよ、莫大な資産があるわけじゃないんですが(笑)」。

相続問題は実は卑近であり、さらに奥深いものだということをこの映画で知ってほしい。ちなみに映画タイトルを相続としないであえてカタカナでソーゾクとしたというのには訳がある。

「相続だけでなく争族、葬続、想続(いずれも造語)の意味も込めているのです。ソーゾクというタイトルにはさまざまな意味を持たせているのです。意味深なんです、相続問題というのは」(前出、関氏)。

さて、『ソーゾク』、ネタバレはしないが、本サイト独占で公開前の読み解きをしていくことにしよう。(続く)

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