政治•経済 輸出還付金って何ですか? マスコミが報道しない消費税の秘密
輸出還付金って何ですか? マスコミが報道しない消費税の秘密
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2025/08/21

 財務省解体デモの理論的支柱となっているのが、これまで国民に知らされてこなかった消費税の輸出還付金の存在。その総額が幾らになっているのかは、政府や財務省は公表していない。国民に対して秘密にされたままなのだ。

 この問題を安倍内閣の頃から国会質問で指摘してきたのは、立憲民主党の福田昭夫衆議院議員であるが、同議員に輸出還付金制度の仕組みや同制度が作られた経緯について聞くと。

 福田「この問題を調べたのは、TPP加入問題が論議された頃からです。ガットのウルグアイラウンドでは、輸出量を増やす目的の補助金は駄目。減税も駄目という大原則ができた。それを引き継いだのがWTOだが、実はWTOがそこで例外を作っている。それぞれの国の付加価値税(消費税)率の範囲でなら還付してもいい、という例外を作り、OECDが理論づけた。日本もこれに倣い輸出企業に対して消費税分を還付している。消費税は、日本の大蔵官僚(当時)が、フランスを旅行した際、フランスの付加価値税を知り、これはいい税金だ、と思いつきで導入したとされる。フランスはガットの輸出補助金禁止規定をすり抜ける為に付加価値税を導入した最初の国でした」

 付加価値税(消費税)の輸出還付金は、フランス政府がガットの輸出補助金禁止規定を免れる為に導入したとされる。

 日本政府は、アメリカ製自動車の輸入に関税をかけていませんと主張してきた。ところが、実際は10%の消費税を通関手続きで徴収している。一方、国内自動車メーカーの対米輸出には、10%の消費税分を還付している。消費税の存在しないアメリカから見れば、不公正な貿易慣行に見えたとしても無理はない。

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