社会•事件 犯罪の減少は本当に警察のおかげなのか その2
犯罪の減少は本当に警察のおかげなのか その2
社会•事件

2025/08/17

この20年で犯罪は激減している。防犯カメラの普及だけでなくモラルも向上しているの
だろう。警察は犯罪の減少を勝ち誇るが、それは本当に警察力が増したことによる成果な
のだろうか。警察力も無きにしも非ずだが実態は少子高齢化による若年層の人口減少にあ
るという見方も多い。穿った勘繰りかもしれないが、警察は警察の成果として犯罪検挙数
を減らす為に国民からの相談や届け出を蔑ろにしてきたのではないか。正式に受けること
なく、被害者の訴えをうまく言いくるめて被害届や告訴をしないように仕向けてきたので
はないか。それは絶対に違うという人があるなら一度警察に被害届や告訴状を持って行け
ばわかる。よっぽどのことがない限り受理することはない、110番以外で警察を動かすの
は至難の業であることがわかるはずだ。
 私は1年ほど前に貸りていた駐車場に置いていた車を2台同時に盗難にあった。駐車場を
管理する者が盗んだという多くの関係者からの証言もあり地元の警察署に盗難届と被害届
を出しに行った。警察は「盗まれたとは断定できない」と言ってなかなか被害届を受理し
なかったが多くの証言や周辺状況から盗まれたことは明らかであり、嫌々ではあるものの
約1か月後に被害届を受理した。実は犯人は最初からわかっていた。駐車場の管理人であ
る。管理人しか持っていない車のスペアキーが無くなっていたからだ。私が管理人のとこ
ろに行くとその人物は庭木の剪定鋏をもって飛び出してきた。私はとっさに身の危険を感
じて自分の車に閉じこもった。私が警察に相談したことを聞きつけた管理人が逆恨みして
私に危害を加えようとしたのだ。このことは即座に警察に連絡して伝えている。それにも
関わらず警察は一切動かない。大きな鋏を持って私を追いかけた管理人に会うことすらし
ない。当然、盗難にあった車を探すこともしない。そういえば東京都内の某警察に詐欺の
被害届を出しに弁護士同伴で行ったことがある。対応に出た警察官は私の被害額が1000万
円だと知ると額があまりに少ないから捜査することはできないと言った。数億円をだまし
取られた人でもなかなか被害届は受け取らないとも言った。もし被害届を受け取っても着
手するには数年先のことになるから受け取る意味がないとのこと。もはや警察と会話して
も時間の無駄と思った。それこそが警察の思うつぼだったのかもしれない。
 経験上、警察は出来る限り事件にすることを避ける。面倒だからというのもあるが事件
の数を増やしたくという気持ちが強いのだろう。事件の増加は警察の弱体や怠慢を問われ
かねない。警察も役所機能の一つ。犯罪件数の減こそが警察の評価に繋がると信じてやま
ないのだろう。その短絡的な思考が警察に蔓延るのは行政のみならず政治の問題である。
犯罪を犯罪として取り扱わなかった警察官や警察署の処分規定が必要だと考える。ただし
、一定のバッファを設けたうえでの話であるが。「靴を度りて足を削る」というが靴のサ
イズに足を合わせるのは困難。警察指向と思考の改革を改めて求めたい。(世良 直)

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