2025/06/19
「ドン・キホーテ」を展開するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)が、2025年5月30日、終値ベースで時価総額3兆円を突破し、国内小売業界で第4位に躍進した。3兆円突破は、ユニクロを展開するファーストリテイリング、セブン&アイ・ホールディングス、イオンに次ぐ。
今期も36期連続で増収増益の見通しだ。同社の勢いを支えているのが、堅調なインバウンド需要とPB(プライベート・ブランド)商品の伸長だ。主力のDS(ディスカウントストア)事業も好調を牽引している。
同社は「商品構成力」「店舗サービス力」「集客力」の3つで差別化ができており、今後、訪日客数の伸び率が鈍化する局面になったとしてもシェアを伸ばしていけると自信を持っている。
DS事業の強みは、PB/OEM(メーカー委託)商品の拡大による利益率の続伸で、同事業の営業利益の伸びの大きな要因となっている。
一方海外事業は道半ばというところだ。海外事業は大きくアジア事業と北米事業に分けられる。アジアは「DON DON DONKI」の店名で国内のドンキ店に近い業態を展開しており、シンガポール、タイ、香港、マカオ、台湾、マレーシアに出店している。
北米は「ドン・キホーテUSA」名でハワイに、Gelson’s MarketsというプレミアムスーパーマーケットやMARUKAI CORPORATIONというスーパーマーケットをカリフォルニアを中心に出店している。
アジア事業については、メイド・イン・ジャパンにこだわる商品構成から現地企業との協業や現地の顧客ニーズに合わせた商品構成へのシフトを進めている。
北米事業については上期に営業利益で40億円の下方修正をしたが、底入れの兆しが見えてきている。
同社は8月の本決算発表のタイミングで新しく長期経営計画を発表するとしており、長期経営計画でどのような数値や成長モデルを出してくるか市場の期待が高まっている。
TIMES
政治•経済 社会•事件


