連載•小説 没後20年、戦争を危惧した後藤田正晴いまありせば 元官房長官秘書官 平沢勝栄が語る 第10回
没後20年、戦争を危惧した後藤田正晴いまありせば 元官房長官秘書官 平沢勝栄が語る 第10回
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2025/06/26

私の英語はもうさびついた

香村 後藤田さんは平沢さんのことを、有能で英語が堪能だと褒めてらっしゃったみたいですね。

平沢 いやいや、英語なんか全然だめですよ。さびついちゃって。後藤田さんにお仕えした頃は、私の英語はかなり良かったと思います。しかし、それから全然使ってないですからね。後藤田さんが官房長官やってた頃から数えると、今から40年か50年前になる。私が秘書官をしたのは、1985年~1987年の頃です。

香村 亡くなって20年ですからね。

平沢 何年も使ってなければ、さびついちゃってダメですね。

香村 昔はアメリカのデューク大学に留学されて、そして藤波さんの秘書官なる前は、イギリスの大使館の一等書記官ですか。いいポジションにいらっしゃったから、相当あちらで語学を磨かれたんじゃないかなと。

平沢 後藤田さんも奥様同伴でイギリスに来られたことありました。私がイギリスにいた時で、もうちょっといろいろ見せてあげればよかった。奥さんと一緒に来られたんです。で、スケジュールの関係であんまりお世話できませんでしたが、それが本当に残念で悔やまれます。

香村 後藤田さんは台湾に六年いたんですから、中国語がかなり理解できたんでしょうかね。

平沢 いや、それは私は知りません。

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