2025/05/05
中国軍、自信満々AI兵器の開発 新たなる脅威に
(写真 中国人民解放軍(PLA) 中央軍事委員会のマーク Wikipediaより)
今年4月、中国の北京で人工知能(AI)搭載の人型ロボットのハーフマラソン大会が行われた。中国メーカーなどから約20体が参加し数体が完走した。要するに人型ロボット見本市だ。沿道の市民から声援を受ける様子は、まるで人間が走るハーフマラソンのようだった。車輪を使わず二足歩行ができ、遠隔操作か自律走行ができるロボットであることが出場の条件だが、レース中に何度か電池交換を行ったり、何人かが伴走し進む方向を修正したりと人が走ることと同じレベルになるには、まだほど遠い段階であることをうかがわせた。ミスを放映するという、これまでの中国の情報公開になかったことをするということは、ロボット技術の先進性にかなり自信があるのではないか。中国は将来的に兵士ロボットを軍に投入する計画だという。
日本はこれまでロボット先進国と言われ、工場内での極限作業などを行う産業ロボットは世界各国に輸出されてきた。しかし現在AI技術とロボット技術を融合させた高度な汎用ロボットの開発では中国に後れを取っている。技術だけでなく軍人ロボットの開発など日本ではありえない。一方、中国の軍事力がアメリカをも上回る動きを見せていることは今や衆知だ。米空軍のシンクタンクの報告によると、中国人民解放軍(中国軍=PLA)がステルス機探知レーダーの開発に向けて動き出したという。ステルス機とはレーダーに探知できないシステムのはずだが、これが無力化できるということだ。≪中国の大規模な防空レーダー産業基盤は、あらゆる高度と範囲における包括的な探知能力を生み出しており、その最新システムはレーダー技術の国際的最先端にあるようだ≫とシンクタンクの報告書は指摘している。さらにPLAの新しい防空レーダーは、攻撃用ドローンや低空を飛行するミサイルがもたらす脅威にも対応できるように設計され、気球や無人航空機に配備されていることが、中国航空宇宙研究院(CASI)の報告書で明らかになっている。
中国の開発の多くは、F35やF22戦闘機/爆撃機、B-2爆撃機など、これからの紛争で主要な役割を果たす米国のステルス機を探知するために設計されている。最近配備されたシステムには、移動式レーダーや「ステルス・ペネトレイティング」レーダーがあり、国中に散らばる性能の低いレーダーとネットワーク化されている。
≪PLAは、少なくとも旅団レベルで、複数の種類と能力を持つ防空レーダー・プラットフォームをネットワーク化することができるようで、おそらく全国の防空レーダーからの情報を一つの探知ネットワークに集中し、まとめることができる≫と報告書は指摘しながらも、PLAがこれらのデータを効果的に利用できているかどうかは明らかではないとしている。地域的な軍事衝突では、防空ネットワークは初期段階での主要な標的となる。例えば、イスラエルは最近のイランへの空爆で、全国の防空網の大部分を破壊、これによってイランは攻撃を受けやすくなった。いずれにしても先進レーダーや将来的に兵士となる人型ロボットは、インド太平洋地域での米軍の活動能力を脅かすものだ。そして日本の防空網も無力化させることを忘れてはならない。
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