2025/05/03
ああ、ついにロシア軍は『朝鮮人民軍(北朝鮮軍)』を表ざたにしてきたか、狙いは核、そして、米ドル獲得
(写真 朝鮮人民軍軍旗)
ロシア軍は4月26日、ウクライナ軍の越境攻撃を受けた西部クルスク州を完全に奪還したと宣言した。ウクライナは完全奪還を認めていない。また、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)による支援についても初めて公の場で認めた。新相棒となった北朝鮮も、ロシア派兵を内外に公表し、金正恩総書記は「(有事のロ朝相互の軍事介入を定めた)包括的戦略パートナーシップ条約第4条の発動条件に当たると判断して参戦を決定した」と述べた。北朝鮮もロシア派兵を公式に認めるのは初めてのことだ。北朝鮮はクルスクの戦闘で4000人を超える死傷者を出した。国内の遺族や住民の動揺を抑える狙いから国内への公表に踏み切ったとみられるが、一方で自信の表れと受け取る向きもある。
というのも3月10日から20日にかけて行われた米韓合同軍事演習「フリーダムシールド(自由の盾)」中に、ロシア軍機が韓国の防空識別圏(ADIZ)に8回も侵入し、「条約」に定められた相互の軍事介入を履行してくれたからだ。ADIZへのロシア軍機の侵入回数としては過去最多だった。ロシアは22年9月、ウクライナ国内のドネツク、ルハンスク、ザポリージャ、ヘルソンの4地域で住民投票を強行し、これらの地域を併合した。現在これらの地域では、奪還を狙うウクライナ軍とロシア軍の間で依然として激しい戦闘が繰り広げられているが、クルスク奪還作戦で戦果を挙げた北朝鮮軍のウクライナ本土への投入が現実味を帯びている。4月16日、ウクライナ国家安全保障国防委員会傘下組織のアンドリー・コバレンコ氏が、テレグラムで「ロシアは北朝鮮軍をウクライナ本土での戦闘に投入する計画だ」と発信。さらに同氏は、ロシアは「ロシア憲法に基づき(軍が駐留する地域は自国領土)として侵略した地域をロシア領だと主張する可能性がある」と予測した。
北朝鮮軍のウクライナ領内進軍について英紙タイムズは、≪北朝鮮が自国軍をウクライナ本土に進入させる場合、その目的はロシアによる核開発プログラムの支援を引き出すことにあるのではないか≫と分析している。ただ米韓の一部専門家は、「ロシアが北朝鮮の大量破壊兵器開発に深入りすることは、これらの兵器の標的である米国を激怒させ、逆にロシアの影響力を低下させる可能性があるのでどこまでやるかは不透明だ」とする見方もある。ロシアは北朝鮮兵1人あたりに3万ドル(約450万円)を支給しているが、その後3月には3500人が新規に派兵され、計1万5500人分、ざっと700億円が正恩氏の懐に入った計算になる。そしてクルスク奪還作戦の奮闘ぶりから給与はさらに高騰したとも伝えられる。気をよくした正恩氏は、りっぱな戦争犯罪に10万人規模の派兵をするのではないかとも言われる。しかも遺族の声などいくらでも封殺できる国だ。喉から手が出るほど欲しいドルを手にした正恩氏は笑いが止まらないことだろう。
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