2025/04/27
いよいよ高級品市場も合従連衡の嵐が吹き始めたか、富裕層の関心事…
(写真 プラダのサングラス Wikipediaより)
世界中で高級品市場の減速が続き、LVMHモエヘネシー・ルイヴィトン(パリ)やケリング(パリ)といった巨大企業ですら業績を落とし始めている。その一方で「勝ち組」として浮上しそうなのがプラダグループだ。イタリア・ミラノに本社を置くプラダの2024年12月期の売上高は、前期比17%増の54億3200万ユーロ(約8646億円)と過去最高を記録し、その勢いのまま25年4月10日、112年の同社史上、最大規模のM&Aとなるカプリ・ホールディングス(以下:カプリ)傘下の「VERSACE(ヴェルサーチェ)」の株式100%を取得するための最終合意を締結した。この買収でルイヴィトンやケリングなどのライバル企業と競争する上で、有利な立場を得る可能性は大きくなり、またヴェルサーチェとしては、カプリが実現できなかった経営再建の機会が与えられることになる。買収額は12億5000万ユーロ(約2060億円)で、25年後半に買収完了の見込みだ。プラダグループのアンドレア・グエラCEOは、今回の買収は「グループ進化の旅路における新たな一歩」とコメントした。
ヴェルサーチェは46年前、ジャンニ・ヴェルサーチェによって設立され、クリエイティブディレクターのドナテラ・ヴェルサーチェの創造的ビジョンの下で発展を遂げたイタリアを代表するブランドだ。プラダグループは、ヴェルサーチェのクリエイティブなDNAを維持しつつ、グループの確立されたプラットフォームを最大限に活用してブランドの発展を目指すという。なお、ヴェルサーチェは3月にドナテラ・ヴェルサーチェの退任を発表。同氏は今後チーフブランドアンバサダーとして携わり、後任のチーフクリエイティブオフィサーとして「ミュウミュウ(MIU MIU)」のデザイン・ディレクターを務めていたダリオ・ヴィターレが就任することになった。プラダはヴェルサーチェ買収に向け、数カ月にわたって交渉を続けてきたが、トランプ米大統領の関税攻勢をきっかけとする世界的な市場混乱にもかかわらず、今回の買収合意を成立させた。
女性を射落とすブランドは、ヴェルサーチェを傘下に収めたプラダか、ルイヴィトンか、イヴ・サンローランやグッチなどのブランドを抱えるケリングか。
TIMES
社会•事件




