政治•経済 社会•事件 「大きいことはいいことだ」か?「ヤマダ・エディオン巨大連合」の未来は?
「大きいことはいいことだ」か?「ヤマダ・エディオン巨大連合」の未来は?
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2026/07/09

 家電量販首位のヤマダHDと同5位のエディオンが、来年10月をメドに経営統合(6月5日発表)する。実現すれば、2位以下は売上1兆円を越えないこの業界で、いきなり2.5兆円の巨大家電量販店が誕生することになる。

「ジャパネットたかた」に代表されるネット通販やECに押されている「ヤマダ・エディオン連合」の将来を、大きい=大販売力という図式が描けるほど単純ではない。実際に実店舗はドンキやニトリを加えたこれら勢力に押され、店舗では客より店員の数の方が多い。すでに消費者は「家電量販店に行けば、良い品が安く買える」という考えはすでに持ち合わせていない。

両者はともに合併を基軸としてきた。ヤマダは2012年に福岡を地盤とする「ベスト電器」を子会社化。エディオンは、広島地盤のデオデオと愛知地盤のエイデンが02年に統合して発足したが、そこに05年、兵庫に本社を構えるミドリ電化が合流し、西日本に強い基盤を持つ。

経営規模でこそヤマダが勝るが、歴史で言えば、1947年に創業した第一産業(デオデオの前身)をルーツに持つエディオンのほうが老舗だ。統合を控えた両者は現在もバチバチである。

6月30日、池袋駅東口のヨドバシHD池袋ビル(旧西武池袋本店ビル)に「ヨドバシカメラ マルチメディア池袋」がオープンした。これで池袋駅周辺は、ヤマダデンキLABI1池袋、ビックカメラ池袋本店&複数店舗、ノジマ池袋東武店、そして今回のヨドバシの4強が揃う「池袋家電戦争」の現場になった。

業界2位のノジマは拡大路線を採っていない。巨大連合は少子化による人口減、消費者の財布のヒモはますます固くなっていることを忘れてはいまいか。(梛野順三)

 

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