社会•事件 カトリック系名門女子エスカレーター校危うし
カトリック系名門女子エスカレーター校危うし
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2026/04/21

 「白百合クン」と呼ばれるのはちょっと辛いかも。学校法人白百合学園は2024年6月13日、学園が運営する女子校の盛岡白百合学園中学高校(盛岡市)を26年度から男女共学にすると発表した。

共学化は、全国にある姉妹校や姉妹法人の中高7校では初めてで、背景には定員割れや共学志向の高まりがある。

4月7日に行われた盛岡中高の初年度の入学式では、中学では男子4人を含む計25人、高校では男子105人を含む計260人が新1年生となった。

共学化は盛岡中高だけで終わらない。来年には宮城県仙台市にある仙台白百合女子大学、仙台白百合学園小学校も共学化する。

140年以上の歴史を持つ白百合学園は幼稚園6園、小学校3校、中学校4校、高校5校、大学2校を擁するマンモス学園で、最大の特徴は一貫教育を行う名門女子エスカレーター校であることだ。受験生の親世代の時代に「白百合出身」と口にすれば一目置かれるほどの名門である。

しかし受験生の共学志向の波には勝てず、“女子大離れ”が進むにつれて、白百合女子大学の受験人気は大きく落ちた。24年度入試での入学者は入学定員の6割、大きく定員を割った。

 高校、中学校、小学校、幼稚園も、都内にある学校以外は全て大幅定員割れ。地方は少子化の影響がより深刻で、収容定員充足率は年を追うごとに悪化している。優雅な名門ブランドのイメージとは裏腹に、切羽詰まった運営に陥っている。

 同学園は全国にあるカトリック系キリスト教組織が設立母体となっている学校法人の代表格。カトリック教育危うし。(梛野順三)

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