2026/06/27
日本の高校教育の主役が入れ替わろうとする号砲か。N高・S高を擁kするドワンゴはZEN大学まで開学させ、河合塾はミネルバ大学をモデルにした探究型の「旅する」通信制高校を準備し、ベネッセは「ベネッセ高等学院」を立ち上げた。そしてついに総合大学の立命館までもが通信制高校の設立に動いた。
一昔前まで通信制高校は「全日制の受け皿」「不登校、中退、進路変更」などの生徒を支える役割を担ってきた。
文部科学省の調査では、通信制高校の生徒は全国で約30万人。10人に1人以上の高校生が、すでに通信制で学んでいる計算になる。しかもその多くは「志望校に行けなかったから」ではなく「選んだ」というのが理由だ。
午前中に高いレベルの探究に取り組み、午後は起業の準備や留学、競技や創作に時間を使う。全日制の時間割では到底できない学び方を、自分の意思で設計できるのが強みだ。
一方、既存の大学機関であるGMARCHのM=明治大学とH=法政大学がキャンパスの近くにある私立高校の系列化に動いている。
法大は市ケ谷キャンパス(東京都千代田区)の至近にある東京家政学院中・高を2027年4月に系列校にすることを表飯し、併せて東京家政学院大学とも単位互換をはじめ教育面での連携を進めるとした。将来は統合の検討もあり得るようである。
今春、明大は和泉キャンパス(東京都杉並区)の近くにある日本学園中・高を系列化した。明・法のケースは、中高側にとっては生き残り策である一方、大学側も系列校が強化されれば、大学経営にプラスへ働くという計算で成り立っている。(梛野順三)
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