社会•事件 インバウンド大国・日本に「ハイアット」が倍増計画、日本企業の恩恵は?
インバウンド大国・日本に「ハイアット」が倍増計画、日本企業の恩恵は?
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2026/07/14

最近の日本は高級ラグジュアリーホテルの開業ラッシュが続いている。米系高級ホテル大手ハイアットのCEOは「日本ではホテルの数を2倍にしていく計画だ」と語っている。現在の同ホテルの数22。まだ展開していないブランド展開もありえるということを考慮しても40強は大変な数だ。

ハイアットは数値目標のために進出する企業ではない。ゲストの行くところ、ゲストが旅をしたいところにサービスを提供していくという考え方で、ホテルを建てていく。目標のための進出ではなく、意味のある成長、つまり日本が観光大国であればこその倍増計画だ。

ただし日本の建設現場は、コスト高騰などを背景にビル開発の中止や見直しが相次いでいる。こうした中、ホテル建設も例外ではない。新築ホテルの供給は、既存の客室数比で1.8%とアジア太平洋地域の平均である6%を大きく下回っている。

外資系ホテルチェーンの開業ニュースは、ハイアットだけでないが、彼らはホテルを建てるわけではなく、あくまで運営を行うために建物を借りるだけだ。

その結果、負担が増えているのが不動産オーナーだ。高級ホテルの入居はビルの価値に直結するため、オーナーも名のあるホテルを誘致したい。一方、高品質な設備が求められ、莫大な維持費により採算性確保は難しくなっている。ハイアットの倍増計画も日本の建設・不動産業界にとって完全ウエルカムとはいかないようだ。(梛野順三)

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