政治•経済 社会•事件 ケアマネジャー女性殺害事件 介護従事者の安全確保が急務
ケアマネジャー女性殺害事件 介護従事者の安全確保が急務
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2026/06/24

 埼玉県川口市の住宅でケアマネジャーの女性(63)が殺害される痛ましい事件が起きた。警察は住民の無職男(60)が女性を襲ったとみているが、女性はこの男の90歳代母親の支援を担当していたという。男は自ら110番通報した後、自身の首を切って自殺したとみられており、警察による真相解明は容易ではなさそうだ。ただ、介護が必要な高齢者や家族らを支えるケアマネジャーをはじめ、介護従事者の安全対策の必要性が改めて浮き彫りとなっている。

 

■男が殺害後に自殺か

 事件が起きたのは6月1日。捜査関係者らによると、男は当日午後3時頃、「ケアマネジャーの首を切った。これから自分も刺す」と110番通報し、駆けつけた警察官が、玄関内で血を流して倒れている男女を発見した。2人とも首に傷があり、搬送先で死亡が確認された。

 男は110番の際、「お金をだまし取られたので、殺そうと思った」と話しているというが、警察の調べでは金銭トラブルは確認されておらず、男が一方的な思い込みで女性を殺害したとみられている。

 

■全国に18万人

 ケアマネジャーは介護保険法に基づく専門職で、高齢者やその家族の相談に対応し、訪問介護などの介護サービスを適切に利用できるよう支援している。全国に約18万人おり、多くは民間の事業所や老人ホームに勤めているケースが多いという。さらに近年は、高齢化の急速な進展に伴い、ケアマネジャーら介護従事者の需要は高まっている。

 一人のケアマネジャーの命が絶たれた今回の事件を契機に、自宅訪問時は複数人で対応するなどの対策が必要になってくるだろう。国や自治体においても、介護従事者の安全確保に向けた具体策を検討することが求められる。

介護を担う貴重な人材を守るため、安全確保に向けた対策は急務だ。(桜田亮)

 

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