第68回 椎野礼仁のTANKA de 爺さん
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2026/08/17
「破」を使って詠む
破滅願望、破壊衝動、破れかぶれ、すべて無くしてあと何年を
いい人のふりをずーっとしてきたよ 人に逆らう勇気はなかった
毒を喰らう度量があればもう少し何とかなった俺の人生
その重い思いを払拭できなくて三つの駅を歩いて帰る
いつの日か咲けばと胸に育んだ蕾このままうっちゃるつもりか!
人はみな夢見る自由があるという 自由とは権利勝ち取りに行け
一瞬の虹を見たことその虹をいつも心に抱けるということ
短歌や俳句は「座の文芸」とも言われる。句会や歌会というものがある。一堂に会して、あらかじめ匿名で投歌してある短歌や俳句を合評する。歌は、課題詠と言って、テーマが決まっていて、全員がそれについての歌を寄せる。
集まって互いの作品を披露・合評するという形式が座の文芸と言われる謂いで、日本独自のものらしい。
今日の提出歌は、一首目が、ある歌会で課題詠が「破という字を入れて詠む」ということで作ったものだ。それ以下は、そこから自分の人生を歌った過去の作品から寄せ集めた。
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