連載•小説 佐野慈紀のシゲキ的球論~前半戦の山場、GT首位攻防3連戦を占う!「藤川監督の頭には王国作りのビジョンがある」
佐野慈紀のシゲキ的球論~前半戦の山場、GT首位攻防3連戦を占う!「藤川監督の頭には王国作りのビジョンがある」
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2026/07/08

 セ・リーグの首位攻防の行方を占う、伝統の阪神対巨人3連戦が7日からスタート。オールスターウィークを前にした重要な局面において、両チームの明暗が対照的に浮き彫りとなっている。

 

 佐野氏は、現在なかなか負けない強さを見せている巨人を高く評価する。「外から見ていると、一昨年、優勝した時の雰囲気に似てきた。しぶとく勝つ時は相手を塩漬けにして抑え、勝つ野球ではなく『負けない野球』になっている」と勢いを認めた。一方、打線の繋がりを欠き波に乗れない阪神については「打線が機能しないと作戦がダメだと言われるのは、少し気の毒だ。藤川監督の頭の中には、最悪この3連戦を3連敗しなければオッケーという思いがあるのではないか」と推測する。

 

 また、藤川監督が2軍選手へ厳しい言葉を投げかける報道や、頻繁な1、2軍の入れ替えについても独自の解釈を示す。「ネガティブに考えれば焦りにも見えるが、藤川監督は単なる連覇ではなく、毎年上位争いができる『黄金期、王国』を作りたいのだろう」と分析した。そのため、目先の調子の良さに頼るのではなく、若手を積極的に入れ替えて経験値を上げ、将来の戦力を整備する方針が見え隠れするという。

 

「今年もう一度勝てば、本当に強いタイガース王国を築くチャンスになる」。王者のプライドをかけた藤川阪神が、この正念場でどのようなタクトを振るうのか注目である。

(タサイリョウ)

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