連載•小説 佐野慈紀のシゲキ的球論 ~カブス・今永が直面する壁。修正のヒントは山本昌氏の「縦に叩く」意識~
佐野慈紀のシゲキ的球論 ~カブス・今永が直面する壁。修正のヒントは山本昌氏の「縦に叩く」意識~
連載•小説

2026/06/07

 カブスの今永昇太が急ブレーキだ。好調なスタートを切ったシーズンだが、ここにきれ急ブレーキ。ここ3試合で2被本塁打8失点、3被本塁打7失点、3被本塁打5失点と明らかに何かがおかしい。

 

 苦戦の要因として佐野氏が指摘するのは、変化球の割合とそれに伴うフォームの変化だ。「スイーパーやスライダーを少し多めにしてしまうと、回転軸が変わってくる。そうすると、良かった時の高めの真っすぐのスピン量が落ちてしまうのではないか」と推測する。 

 

 修正のヒントとして、レジェンド・山本昌氏の「左ピッチャーは縦に叩かないといけない」という言葉を挙げる。「昌さんも横から投げているように見えて、実は手首を立てて上から叩くことを意識していた。スライダーで曲げようとするとどうしても手首が寝る。手首が寝ると曲がりが早くなり、バッターから見やすくなってしまう」とメカニックのズレを解説した。

 

「思い切って大胆に変えるのも一つの方法」と語る佐野氏。今永は課題を克服できるか。

(タサイリョウ)

TIMES

連載•小説