連載『俺の名前は三遊亭はらしょう』vol.117『芸人の楽屋には何を差入れすればいいのか?』
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2026/06/10
よく「楽屋の差入れには何を持っていけばいいですか?」と聞かれる。落語の公演は、その日で終わることが多いので楽屋で消費できるものがいいのだが、弁当はNGである。既に楽屋に用意されている場合もあるが、そもそも、芸人が待ち時間にガッツリ食べることは少ない。大抵は、終演後に飲食店に行くからだ。そうなると弁当を持ち帰ることになるのだが、あれは恐怖である。移動中に「気温」「臭い」「汁」の三問題が発生する。特に「汁問題」はえげつない。どれだけ気をつけていても、帰宅すると鞄の中は、ぬるぬるべちゃべちゃぐっちょんちょん!
もし差入れるなら、サンドイッチなどの軽食がよい。だが、これも持ち帰りはNGだ。小さいので鞄の中に紛れ込んで、翌日、仮死状態で発見されることがある。
同じ軽食でも、饅頭の類いならお薦めだ。三日後に発見されても奴らはピンピンしている。そんな訳で、芸人の楽屋には饅頭がベストである。あとはお茶が欲しい。
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