連載•小説 連載『俺の名前は三遊亭はらしょう』vol.114『俺はUFOを観たことがある~その4・最終章』
連載『俺の名前は三遊亭はらしょう』vol.114『俺はUFOを観たことがある~その4・最終章』
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2026/05/31

 あとで映像を確認すると、画面は大きく揺れ逃げ惑う三人の様子はパニック映画さながらであった。

旅行後、俺は何人かの友達にビデオを見せたのだが、そこには、ぼんやりした光が点滅しているだけだった。「どこがUFOやねん!」とみな口を揃えてそう言った。

だが、現場にいた三人にははっきり見えていた。どこがUFOやねん!と言うなら、あれはなんやねん!である。

あの日から30年。俺は当時のことをネット検索してみた。けっこう期待したが、出てきた情報はUFOキャッチャーの情報だけだった。そういえば、最近、あのゲーム機の数も減って、あれ自体が未確認飛行物体になりつつある。

先月、ついに、アメリカが情報開示したものの、いまいち話題にならないのは、今の世の中には不思議なものが多すぎて、もう、UFOくらいでは驚かなくなっているのかもしれない。

そのうち、飛んでるだけでは誰も騒がず、UFOが食べられるくらいじゃないと盛り上がらないかもしれない。

 

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