連載•小説 連載『俺の名前は三遊亭はらしょう』vol.102『102回目の・・・』
連載『俺の名前は三遊亭はらしょう』vol.102『102回目の・・・』
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2026/04/19

 節目に気づかぬことはあるもので、俺など毎年の誕生日を忘れ、SNSの誕生日設定で見知らぬ人から「おめでとうございます」と祝福される。ところが、ああ今日は誕生日だった!とは思わず、これは何かの詐欺メールだ!とせっかくの好意に返信どころか「いいね」すらせずにスルーしてしまう。そしてそれが続く中、どこかのタイミングで面識ある人から「おめでとうございます」と来て、ようやく俺の誕生日を指していると気付かされる。

そんな調子であるから、俺は人生の様々な節目にあとから気付くことが多い。芸の方もそうで、いつの間にか新作落語を600本以上作って発表していた。100本記念も500本記念もしなかったので、次にキリがよいのは1000本だということになる。次こそ記念公演をしよう。

そんなことを考えていたら、この連載が今回で102回目だと気付いた。

今後絶対に節目を忘れません!と俺は102回目の今、プロポーズのように宣言します。

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