連載『俺の名前は三遊亭はらしょう』vol.84『飛行機から見えた富士山』
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2026/02/06
先日、飛行機に乗った時に、窓から富士山が見えた。雄大だったのは言うまでもないが、積雪したそれは、かき氷を上から覗いたようであった。しかも、練乳のようであった。俺は、頭がキーンとしたような気分になった。
富士山を見下ろしているということは、当然だが富士山より高い場所にいる訳で、ふと、これを北斎が見ていたとしたら、富岳三十六景の一枚になっていたのではないかと思った。俺は令和版の新・三十六景が撮影できたら面白いと思ったのだが、富士山が見える場所は身近にない。では、飛行機が見える場所を撮るのはどうか。それなら練馬の俺の部屋からでも見える。飛行機三十六景!
そんなことを考えていると、練馬区役所の屋上から富士山が見えることを思い出したので久しぶりに行ってきた。練馬から見ても実に雄大だった。と、そこへ飛行機が横切った。富士山と飛行機の両方が写真に収まった。今度は飛行機の音で、俺は頭がキーンとしたのであった。
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