政治•経済 ペルーは右傾化を選択した中南米諸国の列に加わるのか
ペルーは右傾化を選択した中南米諸国の列に加わるのか
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2026/06/30

 アメリカ合衆国の裏庭、南米の左傾化が米トランプ政権の足元を揺るがしているが、ベネズエラの反米・親中政権を転覆させた今、南米コロンビアとペルーの大統領が右派になるか、左派になるかが大きな焦点になっている。

6月21日、コロンビアで大統領選の決選投票が実施され、保守派の弁護士アベラルド・デラエスプリエジャ氏が僅差で首位に立った。トランプ米大統領が支持を表明していた同氏が正式に勝利すれば、左派のペトロ政権による政策路線が大きく転換され、米国との関係も再調整される可能性が高い。

さて日本ともなじみが深いペルーの左右2人の大統領候補は、とも元国会議員だ。ケイコ・フジモリ氏は、日系人である父アルベルト・フジモリ元大統領の政治的遺産を受け継いで全国的な知名度を得ているのに対し、一方のサンチェス氏は2021年に当選したペドロ・カスティジョ元大統領の政党出身者であることから基盤は強固だ。

選挙管理当局はまだ勝者を正式に発表しておらず、正式な発表は7月中旬になる見通しだが、フジモリ候補の当選が確実な情勢となっている。

もしフジモリ氏が勝てば、ペルーは大統領選で右傾化を選択した中南米諸国の列に加わることになる。

ただペルーは、過去10年間に9人の指導者のうち6人が失脚しており、このような法的秩序のない国でまともな統治ができるのかという問題がある。

親中派のルラ大統領率いるブラジルの半年後に迫った大統領選に要注目だ。(梛野順三)

 

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